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好きなことを好きなだけ楽しみたい欲張り人間の雑記帖

『老後は銀座で』 山崎武也著

2017年08月17日 | 人生の知恵
60を超える年となった割りには、人生に豊かさとゆとりを感じない日々が続いている中、これからの老後人生の参考となるかと思って『老後は銀座で』を手にとって見た。何せ、20代前半で会社勤めを始めてから費やし総労働時間と同じだけの時間が、天寿を全うするまでに残されているのだから。

これはいいなぁ、と思ったのは以下の3点:

1.よりよりみどりの買い食い
この食べ物をここで買い、あの料理はあそこで選ぶといった調子で食の調達減を使い分ける。(中略)限られた時間内に一つのことをするのではなく、一つのことをするために最も楽しめる方式を考えるのだ。

2.ライブを見る
本物を目の前で見るというのは、とんでもない感動を経験する機会である。大都会の住んでいればいつでも好きなときに本物に触れる機会がある。

3.時間を2倍かける
スピードを半分に落として見る。すなわち同じことをするのみ、これまでの二倍の時間をかけるのである。(中略)
座っているときであれ歩いているときであれ、また乗り物で移動しているときであれ、自分の周りを詳細に見回してみるのだ。これまでは無意識のうちに香味がないとして気にも留めなかったことでも、よく見れば面白くなってくる。


確かに、迅速化や効率化だけでは人生愉しめないだろう。効率化はあくまでも仕事をする際に、少ないインプットで大きなアウトプットを産むために必要な働き方ではあるが、一日一日を愉しく暮らすための方程式ではないことに改めて気付かせてくれた。自由に使える時間がある分、それを活用して愉しむ方法を見つけることにしよう。

そして、これもよい:

余生を豊かに生きていくヒントは、幼児期の子供を育てたときの方針の中にある。おいしくて身体によいものを適量食べさせ、常にきれいなものばかり見せるようにした。こんどは自分に「適用」するのである。


貧乏性のためか、ついつい食べ物を大盛り、そしてバイキングがお得に思い勝ちだったが、バイキングはそれなりのモノしかないことは多々試して実感済み。それに、最近はお腹が張ることもあるので、量より質を重視することにする。

場所に相応しい身なり、廃物利用はほどほどに

これまた、貧乏性の私には耳が痛い。ついつい、古いものが捨てられずに使いまわしてしまっているが、見た目は如何だったのだろうか、と反省。それでなくても、年をとることでカジュアルが似合わなくなってきている、少なくともある程度は装わないとみすぼらしい外見になってしまうのが、他のお年寄りを見て感じていること。自分はどのように見えているのかがとても気になってしまった。




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