
新発売! 芋情け島 950円 八丈興発
先日新発売されたこの島酒(島の焼酎)のことを、誰よりも先に書きたくて、
絶対に他のブログよりも先に一番に書きたくて、(笑) うずうずしていたのです。
「芋 情け島」 新発売です!八丈興発から、950円!



八丈興発の「情け島」といえば、島の大人なら誰でも知っているご存知ブランドです。
この情け島に、原材料が甘藷(サツマイモ)と麦麹のみの新芋焼酎が誕生しました!

オンザロックでいただく「芋 情け島」
これが、ウマイのなんの。思わず笑いが出ますよ。

まだ飲んでない方は、はやく飲んでみてください。
早速、舌も口もウルサイ友人たちと試飲会をしたのです。
全員激賛でした。なんて嬉しい島焼酎が誕生したんでしょう!
これは、島内外の島酒ファンみんなの喜びです。





八丈興発 三代目 小宮山善友さん(33歳) お茶やさんにて
この方にお会いするまで、記事を書くのを待っていたのです。
今朝、お会いすることができ、お話を伺うことができました。
お会いできて、嬉しかったです。感激を伝えたかったから。
善友さんは、八丈興発の三代目で、「芋 情け島」の企画者です。
お会いしてすぐに、わたしは率直な疑問を(不躾にも)伺ってみました。
「なんでこんな安い値段をつけたんですか!?」←(不躾すぎ)
芋焼酎の人気は、いまや焼酎ファンには定着しています。
熱烈な芋焼酎ファンも多くいて、芋100のおいしい焼酎はそれなりのお値段です。
それでもおいしい焼酎ならほしい人が多いのに、あまりに謙虚なこのお値段。
なんだかもったいない気がしました。こんなおいしいんだから、
値打ちを下げることないのに、というのがわたしの率直な感想でした。
善友さんが答えてくださいました。
「親父の教えで、島の人たちに飲んでもらいたいなら、1000円でお釣りのくる価格。
わたしは、島の人たちに普段に喜んで飲んでもらえる焼酎を作りたいのです」
あまりに素晴らしいお答えに、思わず目がうるっとしました。

「芋 情け島」は、これから先ずっと島の人たちに愛される焼酎になるでしょう。
不躾な質問は続きます。
「八丈島産の芋を100%使っていますか?」
答えは、NOです。千葉県産のサツマイモを80%使用しています。
八丈興発の「庄右エ門」は八丈島産のサツマイモを100%使用しています。
こちらは高級焼酎です。
「島の芋を確保することは難しいのですか?」
難しいそうですよ。青ヶ島の青酎ブームで、芋を作る農家が更に足りないそうです。
そして、仕込みのタイミングに合わせて芋を確保するのも難しいそうです。
芋焼酎はとてもデリケートで、掘った芋をなるべくすぐに仕込むのがいいそうです。
1日でも早いほうが、おいしい芋焼酎ができるのだそうですよ。
今契約している千葉県の農家とは、そのタイミングを合わせているそうです。
でも、やはりいずれ島内産の芋100で製造する夢は持っておられます。
現在は、ご自分でも芋作りをされているそうですが、
「もっと農業をする人たちを育てないと難しいと思う」と仰っていました。
わたしもその夢を一緒に願わせていただきたいと思います。
島内産の芋で作った「芋 情け島」が飲める日がくるのを祈ります。
ずっと聞いてみたかったこともお訊ねしてみました。
「売れない焼酎を寝かせておくとおいしくなって売れるようになり、
あまり売れると寝かせた焼酎がなくなって不味くなるというのは、ほんとですか?」
不躾質問オンパレードです。(ごめんなさい)
厭な顔もせず、お答えいただいて、ありがとうございます。
「それは麦焼酎ではある話だと思うけど、また芋は違うんです」と仰いました。
「芋焼酎はワインと似ています。その年の芋の出来不出来でおいしさが変わるんです」
え!?そうなんですね。ほんとにデリケートなお酒なんですね。
「今年は天候がこんなでしたけど、芋の出来はどうなんでしょうか?」
「今年の芋はまだ収穫してないから、まだわかりません」
(あ、そうか‥)

「味はまだわからないけど、収穫量は例年より少ないようです」
農作物を加工するお仕事もほんと大変ですね。

最後に、これも気になる質問を。
「この芋情け島はとてもおいしいので、たぶんすぐ評判になって、
すごく売れると思いますけど、売り切れちゃうことはないですか?」
「大丈夫!たくさんあります!」と力強くお答えくださり、安心しました~

ほんとに遠慮のない質問をいろいろさせていただきました。
無知な記者に、とてもわかりやすく教えていただき、ありがとうございました。
今回取材をさせていただき、大変勉強になりました。
今度は、蔵を見せていただく約束もしましたよ。
そしたらまたブログでレポートしますね!

さぁ!「芋情け島」飲んでみなければ、でしょう?
多くの方がきっと大ファンになると思いますよ。
芋なのに癖がなくて飲みやすい。
そして、まろやかで、芋の風味もちゃんとあって、おいしい。
ぜひ、早くお試しくださいね。
「芋 情け島」は、ラベルもとても素敵です。
これは島外へのお土産やご贈答用にもとてもいいと思ったので、
「化粧箱はありますか?」とお訊ねしましたら、まだ作ってないそうです。
「早く化粧箱も作ってください」と、どこまで遠慮ないんだか‥

でもこれ、プレゼントにいいですよね~そう思うでしょ??
「芋 情け島」スーパーあさぬまでも販売中です!!
◎徳間書店より10月1日に発売の雑誌「食楽」10号に、
八丈興発さんと善友さんが、「旨い焼酎はこうして造られる」というタイトルで、
カラー4ページ特集されています。
こちらには、八丈興発の特別ブランド「麦冠 情け島」ができるまでの工程が
詳しく取材されて掲載されています。

