何かをすれば何かが変わる

すぐに結論なんて出なくていい、でも考え続ける。流され続けていくのではなくて。
そして行動を起こし、何かを生み出す。

今、この人を見よ!

2010-02-19 22:50:40 | Book Reviews
「佐高信が褒める 今、この人を見よ! 佐高信・著、光文社、2001年5月30日

p.263-4 小倉(寛太郎)さんがそれまでの歴代の経営者に対して、すべて抵抗していたわけではない。入社時の社長、松尾静麿には、いつも敬意をもっている。

 松尾は、安全については「臆病者といわれる勇気を持て」と説いた。

 「一、安全性、二、定時性、三、快適性 これが運航乗員の守るべき柱だ」と松尾は口を酸っぱくして主張したのだが、次の社長になって、四番目に経済性という柱が加わった。

 そうなると、たとえば目的地の空港が天候が悪い場合、臆病者と言われる勇気を持って代替飛行場へ行くと、よけいに燃料がかかるし、着陸後にホテルへ案内してその費用もかあkると考え、まあ、大丈夫だから当初の目的空港に着陸してしまおうとなってくる。これが1977年秋のクアラルンプールの事故につながった。

 「企業である以上、経済性は無視できませんが、やはり経済性ばかりいったら自己は防ぎようがなくなってきますし、臆病者といわれる勇気も萎えてしまいます」と小倉さんは語る。


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