『僕は、涙の出ない目で泣いた。』(川畠成道) 扶桑社文庫 ISBN 4-594-03837-9
8才でカゼ薬によってスティーブンス・ジョンソン症候群(SJS)に遭い、初期対応は早かったものの、視力を失う。カゼ薬がなんであるか、(品名など)具体的にわからないが、おそらくOTCであると思う。
その著者が、今では世界に名を轟かすヴァイオリニストなのである!
被害に遭わなかったら・・・などと考えてはいけない。確かにどうなっていたかは「神のみぞ知る」だが、努力というより、わき目もふらず、選んだ道を歩むひたむきさ、師に恵まれ、信じ、受け入れる素直さ。障害があろうとなかろうと、神様も心から彼を応援したのではないだろうか。
視覚からの情報に乏しい分、他の五感を働かせた描写に読む側は引き込まれる。見たことでなく、心で感じたことを記しているから、読む側も心で感じなければ受けとめられないからだ。
作家ではないから、文章自体はフツウかもしれないが、とぎすまされた感性は読む側の琴線を鳴らす。さすがヴァイオリニスト! ビブラートをかけてハートをとらえる。
障害を訴えたいわけでもなく、副作用の恐ろしさを伝えたいのではない。しかし、ここまで人の人生を左右するSJSを、改めて恐ろしいと思う。音楽の道を目指したいと思うことはあっても、視力を失うことを望む者など、誰もいない。
被害者の多くは、川畠さんのようにはなれない。ご両親をはじめ、周囲のサポートも見逃せないのだろうが、そこまである日突然、人間の人生を固定してしまうSJSというものを、薬剤師は是非知っておくべきだと思う
8才でカゼ薬によってスティーブンス・ジョンソン症候群(SJS)に遭い、初期対応は早かったものの、視力を失う。カゼ薬がなんであるか、(品名など)具体的にわからないが、おそらくOTCであると思う。
その著者が、今では世界に名を轟かすヴァイオリニストなのである!
被害に遭わなかったら・・・などと考えてはいけない。確かにどうなっていたかは「神のみぞ知る」だが、努力というより、わき目もふらず、選んだ道を歩むひたむきさ、師に恵まれ、信じ、受け入れる素直さ。障害があろうとなかろうと、神様も心から彼を応援したのではないだろうか。
視覚からの情報に乏しい分、他の五感を働かせた描写に読む側は引き込まれる。見たことでなく、心で感じたことを記しているから、読む側も心で感じなければ受けとめられないからだ。
作家ではないから、文章自体はフツウかもしれないが、とぎすまされた感性は読む側の琴線を鳴らす。さすがヴァイオリニスト! ビブラートをかけてハートをとらえる。
障害を訴えたいわけでもなく、副作用の恐ろしさを伝えたいのではない。しかし、ここまで人の人生を左右するSJSを、改めて恐ろしいと思う。音楽の道を目指したいと思うことはあっても、視力を失うことを望む者など、誰もいない。
被害者の多くは、川畠さんのようにはなれない。ご両親をはじめ、周囲のサポートも見逃せないのだろうが、そこまである日突然、人間の人生を固定してしまうSJSというものを、薬剤師は是非知っておくべきだと思う
通りすがりの、薬学部既卒、国家試験が受からず苦戦中の人です。
スティーブンは怖いですね。
一般の方はなんのことやらって感じですが、
薬学部でて、どこかの医院にかかって、医薬品を
もらうと、おいおいおい大丈夫か??っていう処方が
出るときがあります。そんな時、薬学部でておいて
よかったと感じます。
一日2回のものを、3回使ってきたり、非ステロイドでも、二週間に分3で、そんな量の処方だしていいのか???!!!!って思ったり、いろいろです。
そんなときは、先生に、私、一応薬学部でています。。ってケチつけたくなります。
薬は毒です。毒だからこそ、最小の薬効で、悪いところにきいて、いいところは傷つけずに、肝と腎を通って、体から出て行ってほしいものです。
だから薬剤師の役目は重大です!!!
そこで、薬物動態学は、すさまじいほど大切だと痛感しました!!!
だから薬剤師が患者さんを守ってあげなければならないんです。
SJSの発見や対応が遅れることもザラにあります。注意深く処方に向き合えるのが、薬剤師なんです
時々、一般人から薬剤師ってなにやってんの??っていわれますが、目立たないが、すさまじく重要な存在なんだよ!!!
医師の無謀さを監視しているのと、自分で医薬品と病態科学を知っているから、自ら学んで、自ら、飲む薬を選べる、っから、便利な存在なんだよ!看護師は仕事がきつすぎる。。。
薬剤師は最高の職業!!!!
これ以外になりたい職業は皆無
でも、患者さんからすれば、自分をの危険性から守ってくれる薬剤師の姿って、見えるんです。
是非、そういう薬剤師になってください!