何かをすれば何かが変わる

すぐに結論なんて出なくていい、でも考え続ける。流され続けていくのではなくて。
そして行動を起こし、何かを生み出す。

自転車屋は安全を売る

2006-02-20 22:58:28 | いいものはいい
 春から中学生になる娘の自転車を買いに行ったときのこと。

 娘は背が低いほうなので、26インチの自転車ではチト不安定である。ところが、自転車といったら、26インチもしくは27インチが主流であり、24インチは店頭に置いてあるとはいえ、ごくわずかだ。
 今が伸びざかりだから、そう遠からず26インチだっていいときがすぐそこまで来ているとはいえ、やはりとっさのときにハンドルをきったり、交差点で止まったり、万一、事故が起きては困る。

 店頭はもちろん、カタログだって24インチは種類も限定的だ。困った。娘は、新しい自転車での通学を夢見て、お気に入りの自転車が欲しくなる。まったく、せめて平均身長くらいあればいいものを・・・。

 店員いわく、「 われわれ自転車屋は、安全を売る商売だって教わっているんです 」だという。

 娘の願いに弱い親の懐につけこんで、儲かるものなぞ、勧めようとしない店員。カタログの中から、候補を2つ見つけて、提案してくる。そんな姿に娘も何かを感じたのか、車体の色だとか、当初の自分の希望を変更して、提案の2車種の一方で納得する。たった1台の自転車のために30分もつきあってくれた、その店員。
 久々に気持ちのいい買い物ができて、満足して自転車屋を後にした 
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