何かをすれば何かが変わる

すぐに結論なんて出なくていい、でも考え続ける。流され続けていくのではなくて。
そして行動を起こし、何かを生み出す。

内部告発者がいたことがせめてもの救い

2005-12-15 23:11:57 | JR西に学べ
寝台特急食堂車でコーヒー代着服 計1400万円か (朝日新聞) - goo ニュース

-----転載ここから
 JR西日本子会社の「ジェイアール西日本フードサービスネット」(大阪市)は14日、寝台特急「トワイライトエクスプレス」の食堂車の従業員29人全員が、コーヒー代金の一部を組織的に着服していた、と発表した。約13年前から続いており、退職者も含めると約100人が関係し、被害総額は約1400万円になる可能性があるという。同社は着服金の返還を求めるとともに、懲戒解雇などの処分や、業務上横領での刑事告訴を検討している。

 手口は、車体両面の窓から景色を展望できる「サロンカー」からコーヒーの注文があった場合、1杯420円の代金をレジに入金せず着服し、売上伝票も出していなかった。

 着服していた代金は1往復で平均約3600円。コーヒーは35杯程度売れ、着服は8~9杯分に相当する。代金は往復勤務の終了後、出番のクルーで分配していた。1人あたり年間で約3万6000円になるといい、使い道は自由だった。「チーフパーサー」と呼ばれるクルー責任者の指示で長年続いており、会社の事情聴取に対し、ある社員は「チーフパーサーの指示に従わなければいけなかった」と話しているという。

 着服は、92年ごろに売上金の管理が厳しくなり、伝票の金額と実際の代金が合わない場合、不足分について自腹を切ることがあり、その穴埋めとして始まったという。

 今月9日に現役のクルーから内部告発があり、同社は29人全員を乗務から外して事情を聴いていた。
-----転載ここまで

 よくぞ、ここまで10年以上も、ごまかしが通用していたもんだ。
・何人もの目に触れていただろうに、改めようと誰も動かなかったのか
・周辺の者も含めて、関係者以外に見つからなかったのか
・最近、内部告発があるまで、黙認を続けられたのはどうしてか

 ほんとJR西日本って、不思議な体質の会社だ。
小額だから目をつむってきたのだろうか。
内部告発によって、イヤイヤ動かざるを得なくなって、ようやく明るみに出たのか。

 氷山の一角だろう。誰が、いくら着服したなんて正確にはわからないだろうし、どうやって償ってくれるのだろうか。既にOBになってしまった人は、どう問われるのだろうか。

 つける薬のない会社だ。情けなさ過ぎて、“反面教師”にすらなりゃしない。JR西に学ぶどころじゃない。まだ出すべき膿が無尽蔵に眠っているかのようだ 

Comments (2)
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