何かをすれば何かが変わる

すぐに結論なんて出なくていい、でも考え続ける。流され続けていくのではなくて。
そして行動を起こし、何かを生み出す。

自民党をブッ壊す

2005-08-15 13:10:02 | 思いつくまま
内閣支持率57.2% 拉致家族帰国時の高水準 フジ「報道2001」 (産経新聞) - goo ニュース

 郵政民営化法案が参院否決に伴い、衆院解散となったが、支持率上昇とは面白い。先日までは

首相の衆院解散、「賛成」48% 本社世論調査

 ・・・だったのだから。1週間で、約10ポイントのアップだ。

 議員や評論家が●●解散とめいめい名付けているが、側面からいろいろと命名できたとしても、流れからして「郵政民営化の是非を問う解散」というべきだろうし、たいへんわかりやすいと思う。景気がどう、国際情勢がどうこう言っても、それはそれ。景気悪化で内閣不信任が賛成多数となって、解散に至ったのではない。他の大きな課題があろうとも、今回の争点は郵政民営化だろう。

 またそれに伴う自民党内の分裂も見ものだ。それが参院における郵政民営化反対に至ったのだから、そこも間接的に問われるのだろう。もし郵政賛成派が選挙に勝てば、民営化反対派議員は、法案の是非とともに、議員としての見識を問われることにもなりかねないほどだ。

 民主党はといえば、自民党分裂にあやかって、政権交代のチャンスと叫んでいるが、これも不自然に映る。解散に至ったのが、民主党の主張によってそうなったのではないのだから。いくら郵政民営化反対に票を投じていたとしても、今回は自民党の分裂さえなければ解散に至らなかったのであり、民主党がポイントをあげてそうなったのではない。岡田さんも、叫ぶほどにピントがズレているように見えてしかたない。

 さて民営化反対派議員の選挙区に、いわゆる「刺客」が送り込まれているが、これは民営化に賛成しなかったことによるイジメのようでもあり、大義名分をもって小泉派が自民党の体質改善を図ったようにも見え、郵政民営化以上に古い体質を、まるで垢を落とすがごとく、洗い流してしまおうとしているところに、共感を覚える人もいるだろう。

 亀井さんや小林興起さんなどは、どうも自民党全体の中で自分たちの存在がどういうふうに国民に映っているか、どうも理解できていないようにも見える。だから、刺客が来ても返り討ち・・・発言が出て来ているように思われる。森前総理や青木さんなど、民営化賛成で、生き残ってしまう分子もいるが、本当は不人気なのではないか。森前総理などは、こうなることを事前に察知して、小泉さんを牽制したり、翻したりしていたようにも見える。いわば優柔不断のように。

 元来、非自民党支持であっても、今回ばかりは“煮ても焼いても食えない”自民党体質をぶっ壊すことが何をおいても最優先のようでもあり、自民に一票投じる動きがでるのかもしれない。たとえば、小選挙区では民主党に入れ、比例区では自民党に入れるような、一見ワケのわからないような開票結果になるのかもしれない  民営化に端を発した、古い自民党体質解体こそ、国民にとって長年の懸案なのではないか。
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