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何かをすれば何かが変わる

すぐに結論なんて出なくていい、でも考え続ける。流され続けていくのではなくて。
そして行動を起こし、何かを生み出す。

国民がNoをつきつけた結果が顧問辞退

2005-05-31 23:20:47 | JR西に学べ
JR西日本の顧問、井手氏が辞退 (朝日新聞) - goo ニュース

 今、東京12チャンネルの「ガイアの夜明け」で事故後のJR西日本が取り上げられた。顧問辞退前の収録だろうが、まぁ、井手さんは強気ですなぁ。反省の色なんか、微塵も見えないね。
 安全第一なんて当たり前のことであって、その中でやってきたのが利益優先であり、株主に応えることだという。おいおい株主は事故を起こしていいなんて、言ってないんだけど。安全第一を、神棚に挙げるがごとく建前に祭り上げ、現実には利益優先を前面に出したんじゃないのか。都合が悪くなってから、安全のことを忘れたことはない、なんて言うのは卑劣だなぁ。大事故を(起こるべくして)起こした(たまたま起こったんじゃない)んだから、発想を180度変えたっていいようなものなのに、まぁ強気というか、強情というか。唖然とするばかり。

 ついでにダイヤを組む仕事に携わっていた(今は)OBが、無理なダイヤではなかった、ダイヤに無理はなかった、ダイヤを守っていれば、事故は起きなかっただなんて抜かしている。ダイヤのために、客がいるんじゃない。ダイヤのために職員は仕事しているんじゃない。ダイヤ至上主義は輸送の命か? ダイヤなんて、たかがダイヤなのではないのか

 どこまでJR西は「反面教師」になれば、気が済むんだろう・・・
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利益優先に走ることを注意したら

2005-05-31 21:56:39 | JR西に学べ
JR西日本が安全関連投資を増額、国交相に向上計画提出 (ロイター) - goo ニュース

 臨時予算かどうかしらないけど、多額の投資ができるものだ。ATSを付けたから、回復運転もアリだ、さすがに108キロは出さないまでも、100キロならいいとか、そうじゃない。本質をわきまえて欲しいと思う。

 昨日の首都圏は雨で(といっても、中程度の雨だが)、いつも40分予定の路線が、なんと48分かかった。雨でも42~3分がこれまでの所用時間だったから、明らかに回復運転を控えていた。なんか慎重すぎる気もしたが、そういうものなら余裕をもって出勤すればいいだけのことだ。

 スピードの注意もさることながら、今回の事故は利益優先に走り過ぎた結果なのだから、そっちのスピードにも気をつけてもらいたい。安全投資に多額を出していればいいんじゃない。何が本来すべきことで、何が優先的使命かを、方向転換してもらいたい。そういう意味での、回復運転なら許しちゃう。

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JR西に働きかけるにはどうしたらよいか

2005-05-29 12:26:06 | JR西に学べ
 マスコミを通じて、いろいろな記事やコメントが載り、少しずつではあるが何らかの変化はありそうなJR西です。ただし、その変化の中身まではよくわかりません。意味のあるものならいいけど、格好だけだったら同じです。井出氏のいう“悪しき地下茎”が残存しないことを祈るだけです。

 ということは、ユーザーとしては、JR西に対して何も働きかけができないのでしょうか。雪印や三菱自動車なら不買運動として消費者が意思表示できました。公共交通機関に対して、乗らないわけにはそう簡単にできません(一部の区間ではできたとしても)。

 そろそろ“喉元過ぎれば・・・”になりかかっているようにも感じます。好ましい方向へ、期待できる組織に変わったかどうか評価するのは、JR西じゃありません。
社会であり、利用者が基本でしょう。

 オーバーランしたからといって、ただちにダメ出しなんかしません。JR西に限らず、公共性が高ければ高いほど社会の声を聞く仕組みが、相当強化されていなければいけないんでしょうね。
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なぜ日勤教育をやめないんだろう・・・

2005-05-28 22:19:37 | JR西に学べ
日勤教育、原則1週間に JR西日本 (共同通信) - goo ニュース

 運転士の3分の1に経験があり、経験者の4割が見せしめ的な扱いを受け、86%が不要と答えている日勤教育を、やめないんだろう。期間を短縮すればいいという問題ではないはずなのに。
http://www.nikkansports.com/ns/general/f-so-tp0-050528-0001.html

 定時運転ができなかったのは、必ずしも運転士のせいとは限らないだろうに。JR東だって、とくに雨の日なんて乗り降りにいつも以上の時間がかかって、すぐ遅れる。天候以外にも、団体客がいたり、お年寄りがいたり。できて当然の考え方から、できないことだってある、というほうに基本を置いた考え方にならないのだろうか。

 定時運転のほうが、むしろ安全という話が少し前にあったように記憶している。1列車の遅れが、後続に大きな影響を及ぼすから、定刻イズベストということもあるかもしれない。でも、不測の事態だってあるんだから、定刻イズミラクルじゃないんだろうか。

 まちがえちゃいけないというプレッシャーこそ、間違える最大の原因であって、最大限の注意ができる環境を整えることに、いまシフトしたほうがいいんじゃないかと思う。
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管理責任って、そんなに軽いものなのだろうか

2005-05-28 11:04:37 | JR西に学べ
JR西日本社長が辞意 「しかるべき時期に」 (朝日新聞) - goo ニュース

 垣内社長がカメラの前で頭を下げている写真にときどきお目にかかるが、肉体的には疲れも溜まっていることだろうけど、いわゆる精神的にやつれているような様子に見えるのは、バイアスが入った見方をしているだろうか。

 もちろん、自分が運転をしていたのでもなければ、その管区の管理者でもないし、直接、指示を出していたわけではない。このような、どこか“ひとごと”のような、発言はどうして出てくるのだろう、と思う。
 経営層のトップに座っていたとはいえ、積極的に運営に関与していなかったのではないか、と思えてならないのだ。取締役会のところどころで意見は述べたであろうが、よく言えば合議、悪く言えば無責任。トップとしての意思の伝え方も、どこか自分だけの決断じゃないと言わんばかりの、思いのこもったものではなかったんじゃないかと思う。

 また現場管理を、“任せて”いたんだと思うこと。システムとしては、あれだけの巨大会社だから、そりゃ任せるんだけど、肝心の部分で、自らが前面に出ることはしなかったんだと思う。よく言えば部下への信頼や成長の期待、悪くいえばここでも責任逃れ。

 利益優先さえ言っていれば、誰もそこには批判できないのだろう、といういわば“聖域”に隠れて、矢面に立つことから避けていたのではないか。何があっても取締役らは泥をかぶらないような、役員だけの特権的立場を利用した“危機管理”を敷いてきたのではないか。

 最初から言い訳を用意された中での会見。だから皺が深くなったようで、目は活き活きとしているように見えるんだと思う。
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“本質から目を背ける”は続くよ、どこまでも

2005-05-27 23:53:55 | JR西に学べ
「日勤教育」全面見直しへ JR西方針、内容を全社統一 (朝日新聞) - goo ニュース

 だんだん時間が経つにつれて、改善も検討からそろそろ実施の段階になるのでしょうが、私も言葉の端々が気になりました。これは記者の個性によってたまたま表現がそうなったのか、微妙な言い回しの中に、どっこいこれまでの体質は消えてなくなるものかと、堪えた表現の中にも目つきは昔のまま、のような雰囲気が感じられてならないのです。

 日勤教育の見直しと言うけど、研修体制そのものの見直しと同時に、そこに懲罰的性質を持ち込んだ体質の排除なんだと思う。そのおかしさの根本は、なんと言っても「教育」という言葉を盾にとった体罰による洗脳であり、それを改めようとしなかった幹部クラスの不気味さです。

 今週のフライデーにも、昔の運転手の教育と、昨今のそれとの落差を嘆く記事がありました。そこには、昔の「厳しさ」とは、イヤなら気をつけろ的じゃなくて、なりたかったらそれだけ能力を身につけろ、的なところがあったといいます。

 シュミレーターはある一定の効果が期待できますが、何時間それに費やそうとも、実地を経ないと、想定外のことは現実にいくらでもあります。ヒトが作ったシュミレーターのプログラムにはない場面が、現実には無尽蔵にあるからです。不測があるからこそ、人命を預かる立場の者の教育にはじっくりと時間をかけるべきで、促成栽培的なものは、やる側も受ける側もお互いにマイナスです。
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JR西だって、職人が支えていたんだ!

2005-05-27 09:00:26 | JR西に学べ
「日勤」でうまくなるはずない…運転名人が指摘 (読売新聞) - goo ニュース

 この記事を知って、少し救われる気がした。オーバーに表現すれば、胸が熱くなって、少し涙ぐんだ。

 運転手は客の目には見えるけど、上層部は見えない。逆に言えば、運転手は客を見ているが、上層部には見えていない。見えているのは、数字ばかりだろう。

 教育ってそんなもんだよね。人を育てるって、そういうことに支えられていたんだ。それを曲げた考えや、そのあり方を見直したものは何か、もう誰の目にも明らかだ。利益優先の経営方針だろう。民営化になったとはいえ、公共性の高い、社会の中で根付く仕事を負う組織が、見失っているものがあった。そこらの一般の民間会社と同じ論理で考えすぎていて、自分たちの特質を理解していなかったのではないか。

 オーバーランなんかしたっていい、発車時刻が少しくらい遅れたっていい、そう開き直るものではないが、その余裕の中に、JR西にしてみれば、ある種のムダの中に、かけがえのないものがあったのだろう。

 経営の舵取りを、技術の限界を知らぬものが預かっていることを指摘したのは、中野不二男さんだったと思う。ライブドアとニッポン放送のことを見て、対策に走った会社があった。JR西の事件を見て、経営体質を改める会社は、いったいどのくらいあるのだろう。
 公共性や社会性が高いにもかかわらず、利益優先、株式公開だなんていっているのは、正しい選択なのだろうか。

 ウレシイ記事だったのに、その反動で最後はやりきれなさがいつもに比べて倍増してしまった。
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この会社名は記憶しておきたい

2005-05-26 00:07:04 | JR西に学べ
 日本スピンドルは、あちこちで見たので覚えてしまった。他にも、自動車部品の下請け工場と聞いていたが、正しくは自動車修理工場「トモスク」。あと、水産卸業「虎政」。
 いずれも“当たり前”のことをしたんだろうな。でも、とっさの判断で、でしょ。今なら皆言える、オレだって、ウチの会社だってやるさ、と。
 でも、ホントにそうかな? ジレンマに陥って、事故の凄さに動転して、気が付いたら初動に遅れをとっているんじゃないかな。
 だからこそ立派だ、これらの会社は、上層部は。JR西の事故で、褒め称えられるべき優良会社
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JR西の副社長が西武鉄道の役員だってホント?

2005-05-24 22:27:36 | JR西に学べ
 西武線沿線には、5年ほど住んだだろうか。住み慣れてしまえば、どうってことないんだけど、なぜか好みじゃなかった。理由は、たわいもない。急行と各駅の接続が良くない。同じ駅に待機していない。急行と各駅の時間差があまりない。まるで、無理やりダイヤの中に急行を組み入れたようですらあった。

 西武系のホテルも、悪くはないんだけど、単にキレイなだけで、なんか愛着の持てる雰囲気がなかったナ。もっと値段の高い部屋に泊まれば、それでも違うのだろうか。
 西武デパートも、いまひとつパッとしなかった。これも単に好みの問題だろうか。田舎のデパートでなく、紛れもなく都会のデパートであるはずなのに。どこか、あか抜けが足りない。
 西武ライオンズが出来たときも、飛びつく気にはなれなかった。レオのキャラや、ブルー系の色調でこっちを向かせようという魂胆が見え見えだったからだ。ちなみにワタシは巨人ファンじゃない。

 堤さんも、よくぞ落ちるところまで落ちてくれました。そんな西武にJR西の副社長が行って、どうすんだろう。王国に、上向け~上、の体質って、風土的に近いんだろうか。事故から逃げてしまったのじゃないだろうか。この時期にJR西の幹部に触手を伸ばすほうも伸ばすほうだけど、それを受けて転身するほうも転身するほうだと思う。
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教育とは、制裁かイジメのこと?

2005-05-18 22:37:02 | JR西に学べ
 今日、新幹線のチケットを買いに、ミドリの窓口へ行く。「私は新入社員です」といった名札をつけた女性社員が、端末を操作してくれる。後ろで、気難しそうなオッサンが、まるで何か別の作業をするかのように、目を光らせているのがアリアリとわかる。

 「19:10発の新幹線は、まだたくさん席が空いているので、ご希望の席がお取りできますよ」だなんて、こんなこと言われたのは初めて。「はぁ、それでは禁煙、窓際」と言って見る。

「他にご希望はありますか?」
 ・・・ですって。「それなら、喫煙車両とは離れた車両を・・・」と、お言葉に甘えて。この新人サン、初心忘れるベカラズで、その親切な態度をベタ褒めしてあげようかと思った。おそらく、その対応はマニュアルじゃなさそう。性格が言わせるワザだと思う。どうか、スレちゃわないでねー。うるさいオッさんはそう思うのであった。

 そりゃね、穿った見方をすれば、コネで入ったお嬢さんかもしれない。いや、JRに憧れて狭き関門を突破した才媛かもしれない。どうか、いい教育を受けてほしい。
 それにつけても、なんたることか。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050518-00000024-san-soci

 お目付け役から、「いいんだゼ、そんなに客に気を遣わなくたって・・・」。その後、言われているのではないかと、胸を痛めてしまった。
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2人の手記はホンモノか?

2005-05-14 22:49:32 | JR西に学べ
 手記の記事、見ました。第一感は、大筋ではその通りだけど「書かされている!」というものです。あまりにも、文章がまとまっていて、“きれいすぎ”ます。JR西日本らしくないように思えます。

http://news.goo.ne.jp/news/yomiuri/shakai/20050514/20050514i101-yol.html

 2人だって日頃、絶対服従、指示優先、滅私奉公を強いられていたのです。気が動転していたのも事実でしょうが、運転手と車掌の次に、現場に居合わせたJRの職員です。なんか冷静すぎませんか。
 あれだけの惨事を目の前にしても、指示を仰いでその場を去ることができるほどまでに、何か別なものが彼らの心を支配しているのです。手記なんて代筆も可能です。記者会見してみてはどうでしょうか。
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JR西社員への罵声

2005-05-13 23:45:50 | JR西に学べ
 読売新聞が謝罪記事を出していますね、その場面をTVで見ていればなぁ、なんて妙な後悔?をしています。
 阪急線に立つJR西社員、人殺しだとかカネ返せなどという罵声は控えたほうがいいと思うけど、尋常じゃない環境を肯定してきた(させられてきた)部分で、一般の社員へのふがいなさみたいなものはちょっぴりないわけじゃありません。

 中には「そんなのおかしいよ」と言って日勤教育で苛められたまともな社員もいますから、そういう人かどうかもわからず、一律に罵声を浴びせるのもナンですね。

 こういうことがあるから言うんじゃないけど、社会の声を聞く仕組みというか、システムってJR西にはあったんですかね。ネット上でもいいし、駅に投書箱でもいいし。そういう窓口があったら、そこにいろいろ言えばいい。でもな、上層部に都合の悪い意見、耳障りの良くない意見は、闇に葬られるだけなのかな。

 罵声で可哀想だと思うけど、いかに世間とはズレズレだったことを、今反省できなかったら、人間として失格の烙印を押されると思う。胸を張ってJR西の職員だと、一生言えなくなりかねない。
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もし高見運転手が生きていたら

2005-05-12 22:16:33 | JR西に学べ
 生き残った車掌は、「死にたい」と漏らしているという。自分が運転していたわけじゃないとはいえ、時が経つにつれ、事態の重大さが身にしみるんだろう。
 もし高見運転手が生きていたら、JR西は今頃どうしていたんだろう。「いくらなんでもあそこまでスピードを出せなんて、言っていない」とか「彼の不注意さえなければ」とか、そりゃ監督責任も免れないので記者会見もするだろうが、言葉の端々に自分たちでも考えられないことが起った、責任の大半は個人にあると言わんばかりだろう。

 でも、今となってはそうじゃないことが明白だ。何であそこまでスピードを出したって、オーバーランを過小申告しようとしたかって、利益優先、日勤教育などに怯えた。やっちゃいけない、が焦りを生んで、さらに増幅させて、萎縮を通り越して自分でもアンコントロール状態だったのかもしれない。ギリギリまで減速するタイミングを遅らせていたのだろう。

 さらに進言厳禁体質が、そんな高見運転手の言い訳を許すはずがない。カメラを前にして、定時運転が出来ないと減給されたり、長期間の謹慎を強いられるのを恐れていました、だなんて言おうものなら、掟破りで打ち首獄門、市中引き回しのうえ、遠島だろう。研修とは名ばかりのペナルティ。

 不謹慎を覚悟で、語弊を恐れずに言えば、高見運転手は、そのような意味で生き残っていたらたいへんだっただろう。時間が解決するかもしれないし、救う神も現れるかもしれないが、その心のケアはどうしたらよいのか、想像もつかない。JR西の上層部は、世間の非常識の集まりのように印象づけられてしまった。さぁ、どうする! 笑顔の消えた表情の社員ほど、まともに見えるのではないか。

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マスコミのほうがかえって悪役みたい

2005-05-10 22:53:22 | JR西に学べ
 マスコミもやりすぎかな、と思いつつ、でも声を荒げすぎなマスコミを猛烈に非難するのも、ことの本質から外れるような気がしていたところ、マスコミを擁護するわけでもなく、JR西の対応から目を離しちゃいけないとする意見があって、正直ホッとした。

 山一證券の社長が泣いて謝った姿があったが、あそこまでといかなくても、JR西垣内社長は憔悴もしているだろうが、経営の誤り、企業体質の腐敗が、事故に大きくかかわっていたことを、認識している様子は伺えない。相当なエリートらしいが、最高の権限を持つ者が、何もしてこなかった。自分が率先すべきところを、部下にさせていたのではないだろうか。

 長年、染み付いた性格を直せといったって、いままで強烈なパワハラで反抗どころか、進言を許さなかった上層部が、下の意見を汲んで建設的になるなんて、信じ難い。今までの罪はどうなっちゃうんだろう。隠れたところで、(本来あるべきでない)存在感を示すんじゃないだろうか。
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鉄道マンの誇りって、何だ?

2005-05-08 11:53:11 | JR西に学べ
 「鉄道マンとして判断の甘さがあった」というのが、しばしばJR西から聞かれる言葉だ。ここに違和感を感じるのは、“重箱の隅をつつき過ぎ”だろうか・・・。

 「甘さ」というのは、考えていないわけではなかったが、十分ではなかった、認識が足りなかった、といったニュアンスだ。もう少し徹底していれば防げた、こんな事態には至らなかった、というふうに、自分たちを擁護する響きがある。

 遺族もそう思うだろうか・・・。甘いか辛いかじゃなくて、認識が欠落していたか、判断が誤りだった、というべきではないのだろうか。いまだに「甘かった」ということ自体が、甘いんじゃないかと。

 自分は「鉄道マン」だという時に、何を誇っているんでしょうか? 現役でも、退職者でもいい。教えて欲しい。台車の点検一筋に30年やってきました、なんて言われると、おかげさまでいつもJRを利用させていただいています、なんてつい感謝してしまうだろう。そればかりではないはず。

 「少ない人員と少ない投資で利益を上げて・・・」ということを第一に言ってきた以上、たとえ同時に「安全」をも求めたところで、利益優先がそれを排除してしまうことは容易に予想できるのだ。そこを、いくら「そうじゃない、安全性を無視してまで言っていない」と言ったって、業務のある場面でどちらをとるかの判断すら当事者に任されていない状態なのだから、会社は、具合の悪い原因があれば都合よく社員に押し付けるだろうから、結局社員は自分を守ろうと思い“第一”とされるもの、すなわち利益優先に走らざるをえなくなってしまうのだろう。そう考えると、やはりいろいろな意味で事故は人災なのだと思う。
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