新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
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丹後半島早春(5)花びらなくてもキレイはキレイ。オオバヤシャブシ

2005-04-05 07:08:22 | 植物観察1日1題
3月31日、宮津湾に面し「魚つき保安林」で見かけたオオバヤシャブシ(大葉夜叉五倍子)の雌花です。カバノキ科ハンノキ属のヤシャブシの仲間は空中窒素の固定能力があるので、よく治山や砂防目的に植えられています。
名前の中の五倍子(フシ、付子)とは元々ヌルデの虫こぶに黒色のタンニンが大量に含まれており、鉄漿(おはぐろ)や白髪染めの原料に使われたもので、ヤシャブシの実にも同様成分があるためフシの名がついています。別種のキブシ(木五倍子)も同じです。
雌花は雄花より上の位置で直立するという図鑑の説明と写真は本種に似ているのですが、福島から和歌山にかけての太平洋の海岸に多いとしているので、はたしてこれがオオバヤシャブシかどうか自信がありません。どなたかご教示いただければ幸甚です。