新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
出かけるときはカメラ連れ。
目標は毎日1記事です。

諸葛孔明は食べなかった「諸葛菜」:ムラサキハナナ

2005-04-27 05:46:02 | 植物観察1日1題
「諸葛菜」(ムラサキハナナ:アブラナ科)が紫の花をつけています。中国北・中部の原産ですが、帰化植物は思えないほど日本の風土に順応し、所によっては雑草化して群生しています。
諸葛菜という別名は、三国志で有名な蜀漢の宰相、諸葛亮(あざなは孔明)に由来し、智謀ある諸葛亮が軍隊の食料補給に利用したと言う言い伝えから名づけられたとされています。
しかし今中国東北部で同じく紫の十字花形をつける野草が図鑑で諸葛菜(または二月蘭)と呼ばれており、唐代に蜀で使われた諸葛菜という呼び名の野菜は、かぶらのような塊根のある植物だったとされているので、どこでどう変わったのかわかりませんが、どうやら日本の「諸葛菜」(ムラサキハナナ)は諸葛孔明が食べた野菜とは違っているようです。
他の別名に、紫金菜、大紫羅欄花(おおあらせいとう)などがあります。