新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
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チョウセンシラベ:朝鮮白檜(済州島で出会った花々⑧)

2009-06-12 06:55:03 | 植物観察1日1題
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漢拏山西山腹の1100m地点に生えていたのがチョウセンシラベ:朝鮮白檜(マツ科モミ属)です。朝鮮半島南部や済州島にかけて分布し、高さ15mくらい、円錐形樹形で、針葉は濃緑色でやや内側に湾曲し、裏は白色を帯びて、独特の雰囲気を見せます。
ここでも温暖化の影響で、温帯性の松林が進出し、世界で唯一の寒帯性のチョウセンシラベの純粋林の面積が減少しつつあると伝えられています。
整った樹形や青みのある球果が美しい木として、欧米にも移入され、公園樹やクリスマスツリーなどに用いられています。サイシュウシラベ(済州白檜)の別名があります。