御乗岳自然学習探訪路が1500mを超えると笹原になり、多くはありませんが高山性の植物が目につくようになります。
岩の間にユキワリソウ:雪割り草(サクラソウ科サクラソウ属)が咲いていました。雪が解けるとすぐに花が咲くのでこの名があります。韓国最南部の済州島ですがこの辺一帯は結構雪が多く5月初めまで残っているといいます。
山地~高山の岩場や湿地の近くに生える小形の多年草で、長さ3~7cm、幅1~2cmの細長い倒卵形の葉の縁には不ぞろいの鋸歯があります。
花茎は高さ5~15cmで、先端に直径cmくらいの淡い紅色の花を3~15個つけます。
変種、地方種が多くていろいろの名で呼ばれており、ユキワリソウでは載っていない図鑑もあります。これも現地ガイドの説明どおりユキワリソウとしました。