新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
出かけるときはカメラ連れ。
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ユキワリソウ:雪割り草(済州島で出会った花々③)

2009-06-08 05:52:22 | 植物観察1日1題

御乗岳自然学習探訪路が1500mを超えると笹原になり、多くはありませんが高山性の植物が目につくようになります。
岩の間にユキワリソウ:雪割り草(サクラソウ科サクラソウ属)が咲いていました。雪が解けるとすぐに花が咲くのでこの名があります。韓国最南部の済州島ですがこの辺一帯は結構雪が多く5月初めまで残っているといいます。
山地~高山の岩場や湿地の近くに生える小形の多年草で、長さ3~7cm、幅1~2cmの細長い倒卵形の葉の縁には不ぞろいの鋸歯があります。
花茎は高さ5~15cmで、先端に直径cmくらいの淡い紅色の花を3~15個つけます。
変種、地方種が多くていろいろの名で呼ばれており、ユキワリソウでは載っていない図鑑もあります。これも現地ガイドの説明どおりユキワリソウとしました。