新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
出かけるときはカメラ連れ。
目標は毎日1記事です。

ツリバナ:吊花(花も実も吊り下がる)

2005-11-16 06:29:31 | 植物観察1日1題
花も実もよく似たようなニシキギ属の仲間ですが、当然ながら仔細に見るとすこしずつ異なります。
ツリバナ:吊り花(ニシキギ科ニシキギ属)は、名のとおり、初夏に葉腋から集散花序を垂らし、径7mmほどの花をつけます。仲間のニシキギ、コマユミ、マユミの花は4弁ですが、ツリバナは5弁(萼片、雄蕊も5個)です。
秋、葉腋から垂れ下がる果は、仲間の他の木と同じように果柄の先の赤紫の果が割れて、赤い種衣に包まれた種子を露出しますが、果の稜は、マユミの4稜に対して5稜になっており花弁などの数に一致します。
この4日間、ニシキギの仲間を取り上げましたが、木も、葉も、花も、実もよく似ていて、観察初心者の私にとって同定は難しく自信がありません。それだけにまた、春と秋、花と実を山野で調べるのは難しくても楽しい対象です。