新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
出かけるときはカメラ連れ。
目標は毎日1記事です。

リンドウ:竜胆(空色の花弁に秋を映して)

2005-11-11 07:13:01 | 植物観察1日1題
リンドウ:竜胆(リンドウ科リンドウ属)は、本洲・四国・九州の山や丘陵地の草原、ときには林の中にでも見られる多年草です。この花が咲く頃は山野に秋が深まります。
リンドウの根は苦く健胃効果があります。中国から来た生薬のリンドウの根は龍胆(リュウタン)と呼ばれたのが、だんだんなまってリンドウになったといわれます。
リンドウの花は、花柄を持たず、数個ずつ束になってつき、空色で長さ5~6cm、裂片は5個あり、各裂片の間に副裂片があります。日を受けて咲き、陰ると凋みます。
子供のときどこででも見られたリンドウですが、いまでは人里近くでは見かけることも少なくなりました。
ここ高槻市の奥、二料地区の廃田の脇で、草を刈る農婦があちこちに咲くリンドウを一顧だにせず草刈機でなぎ倒していました。お願いして刈られたリンドウを一抱えほども頂いて帰りました。なにやら豊かな気持ちになりました。
持って帰ったリンドウを活けましたが、屋内でも昼間は開き、夜は凋んでいました。