新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
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リュウノウギク:竜脳菊(茎も葉も香る)

2005-11-09 06:54:09 | 植物観察1日1題
高槻市の奥、樫田地区の田んぼの脇にリュウノウギク:竜脳菊(キク科キク属)が咲いています。白くて大きめの花弁、3中裂する葉は、栽培種の原種となったといわれる仲間のノジギクとならんで“菊”らしい野菊のひとつです。本洲福島・新潟以西・四国・九州の日あたりのよい低山に生える多年草で、秋、3~4cmの花をつけ、舌状花は白、時に紅紫色を帯びます。
名の由来の竜脳は、重要な香料のひとつで、東南アジアに自生するフタバガキ科の竜脳樹からとれます。リュウノウギクの茎や葉を揉むとこの竜脳の香りがするのでこの名が付いています。
竜脳の香りは知りませんが、リュウノウギクの葉を嗅いだ限りでは、普通の菊の葉の香りでした。