新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
出かけるときはカメラ連れ。
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イイギリ:飯桐(秋山に目立つ赤い房・綾部君尾山にて②)

2005-11-01 06:57:26 | 植物観察1日1題
雨の中、綾部までトチノキ木の古木を見に行ったのには(昨日の記事参照)、もうひとつのお目当てがあり、珍しい飯桐の群落が赤い実を付けているという、案内してくれた知人の情報によるものでした。
イイギリ:飯桐(イイギリ科イイギリ属)は、本洲、台湾、中国に分布し、山中にややまれに生え、時として庭木にもされる、高さ15mにもなる落葉高木です。互生する葉は長さも幅も20cmほどあり、昔この葉で飯を包んだのでこの名があるそうです。
この木が有名なのは、なんといっても秋につける直径1cmほどの赤い液果です。枝いっぱいに、ちょうど南天の赤い実のように総状に垂れ下がっている姿は遠くからでもよく目立ちます。
大型の活け花の花材にもなるというこの実は、落葉後も鳥に食べ残されて、どうかすると翌年の5月ごろまでついていることがあるそうです。