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簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

亀山から松坂へ (JR乗り潰しの旅・紀勢本線)

2017-03-08 | Weblog
 紀勢本線を行く「特急・ワイドビュー南紀」は名古屋を発ち、四日市に停車すると
途中の河原田から伊勢鉄道の路線に乗り入れ、ショートカットして三重県の県庁所
在地・津に向かい、ここで紀勢本線に合流するので起点駅の亀山を通ることは無い。





 これは名古屋から関西本線、紀勢本線、参宮線を経て鳥羽に向かう「快速・みえ」
も同じである。このため亀山は関西本線と紀勢本線の二つの本線の結節駅で有る
にも拘らず、特急や快速は無く、普通列車のみが発着する駅に成り下がっている。



 その紀勢本線の亀山を始発とする普通列車のほとんどが、その先の多気から参
宮線に入ってしまう。本線をその先に向かうとなると、多くの場合多気で乗り換える
ことに成るが本数は激減する。
こんなわけで紀勢本線は、普通列車の便もお世辞にも良いとは言い難い。





 紀勢本線を行く特急や快速は、津の次は高級牛で知られる松坂に停車する。
名古屋方面からは、ここまで特急も快速も停車駅は同じだ。
しかも、その所要時間も僅かしか違わない。特急に乗るメリットは少なく、営業的に
は苦しい区間でもある。

 又この辺りは近鉄線もほぼ並走している。
これはJRが誇る「快速・みえ」でも安閑とはしていられない現実ではあるが、利用
する鉄道好きにとっては選択肢も多く、中々面白い所でもある。



 そんなことで松坂まで快速と普通列車を乗り継いでやってきた。
ここから先に進む前に、乗っておかなければならない路線が有る。
それは名松線だ。(続)

               
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紀勢本線 (JR乗り潰しの旅・紀勢本線)

2017-03-06 | Weblog
 紀勢本線は三重県の亀山駅から和歌山県の和歌山市駅に至る、全長384.2Km
にも及ぶ長大な路線である。途中の新宮駅がJR東海とJR西日本の境界に成る。





 このため全線を通す特急の運行は無く、名古屋方面からは関西本線と伊勢鉄道
をショートカットする「特急・ワイドビュー南紀」が新宮を経由して紀伊勝浦まで行く。
一方関西圏は京都や大阪から「特急・くろしお」が電化区間の新宮や、途中の白浜
まで運行していて、こちらの方が本数は格段に多く便利が良い。





 当然のことながら、全線を通して運行する長距離普通列車の便も無く、コマ切れ
状態の区間運行が主である。
JR東海の亀山と多気の間は、朝夕を除けば概ね1時間に1本程度あるが、その
先新宮までは2時間に1本程度と半減する。

 JR西日本管内の事情も同じようなもので、新宮から紀伊田辺の間となると2時
間に1本程度、その先御坊の間は朝夕を除けば概ね1時間に1本程度、さらに和
歌山までの間は1時間に2本程度となる。
終点の和歌山市へは別路線のようで、和歌山で乗り換えると、数分で到着する。 





 この路線、紀伊半島の海岸に沿って半島をほぼ一半周するので、車窓からは雄大
な太平洋の眺望が楽しめる。
また世界遺産「熊野古道」にも近く、ウオーキングの最寄り駅も多い。
沿線にはそのほかにも有名な観光地や温泉、名所・名勝も多くあり、加えて豊富で
多彩な海の幸・山の幸が観光客を楽しませてくれる楽しみ多い路線でもある。(続)

               
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関西の近郊路線(JR乗り潰しの旅・関西本線)

2017-03-03 | Weblog
 ほんの暫し古都の町歩きを楽しんだ後、奈良駅に戻り再び木津に向かう。
ここからは片町線・東西線周りの宝塚行きに乗り込む。片町線はここから大阪環
状線の京橋までの44.8キロの路線で、「学研都市線」の愛称で呼ばれている。



 関西圏の通勤圏内の路線と言った雰囲気の路線で、さすがに乗客も多い。
車内がベンチシートの車両と言うことも有り、なかなか車窓を楽しむと言う雰囲気で
は無い。
木津からは北向きに京都方面に進路をとって、生駒山系を廻る様にして松井山手
の辺りで一転南に進路を変えやや西に向きながら京橋を目指す。



 途中の放出には、1時間程で到着する。
それにしても珍しい読み方の駅である。どう読んでも“はなてん”とは読めない。
全国的にも難読な駅名として知られているところである。



 ここからは抹茶色の電車に乗って、おおさか東線の久宝寺駅を目指す。
この路線は現在計画が進行中の路線で、将来は新大阪―放出―久宝寺間の20.3
キロの営業運転を目指している。
その内の放出―久宝寺間11.1キロが、2008年に開通した。



 東大阪の市街地を走るので、車窓からは密集したいかにも大阪の下町と言った
感じの町並を望む事が出来る。
途中阪神高速や、近鉄線と交差したりしながら15分ほどで、久宝寺に到着する。
女性専用車両も連結されているところを見ると、朝夕のラッシュ時の混雑具合が
目に浮かぶ。



 ここからは再び放出に折り返し、平成9年に開業したJR東西線の終着駅、尼崎
を目指すと今回の旅は終わる。(JR乗り潰しの旅 関西本線・完)



               
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三条通り(JR乗り潰しの旅・関西本線)

2017-03-01 | Weblog
 奈良駅から真っ直ぐに東に延びる三条通りは、その行き当たりに鎮座する春日
大社への参道である。
旧駅舎の前の広場にはその常夜灯が建っている。



 観光都市・奈良を代表する目抜き通りであるだけに、何時訪ねてもその人の多さ
に驚かされる。
そこには地元の人もさることながら、観光客も多いように見受けられる。
通りには昔からの老舗店に混じり良く名の知れた全国チェーンの店や、モダンで比
較的新しそうな店舗も混在して、古都に有っては伝統に新しさも加わった不思議な
匂いのする通りである。



 そんな通りで一際混雑を極めているのが、マスコミなどが取り上げ、良く名が知ら
れるようになったお餅やさんの店先だ。
店の前ではその「高速餅つき」のパフォーマンスを見ようと黒山の人だかりで、搗き
あがったよもぎ餅が一つ130円で飛ぶように売れている。





 その先にある「奈良県里程元標」の立つ高札場をみて、更に先に進むと左手に
広大な興福寺の境内が広がり、その向かい反対側には名勝・猿沢の池が静かに
水を湛え佇んでいる。





 余り時間もなくユックリ見て回ることも出来ないので、猿沢の池前から坂を登り石
段を駆け上がり、五重塔や南円堂などを急ぎ足で見て廻り、再び三条通りから駅に
引き返した。(続)



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