簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

下部温泉郷 (JR乗り潰しの旅)

2011-03-28 | Weblog
 夕方6時前に、下部温泉に到着した。
ここ下部温泉は、その昔、武田信玄が川中島の戦いにおいて、その宿敵上杉謙信から受けた
肩の刀傷を癒しに訪れたとの言い伝えから「武田信玄 隠しの湯」として知られている。



 すでに江戸時代には湯治場として栄えていたらしく、そんな賑わいを演出したのは、身延山
久遠寺に参詣する庶民であったと伝えられている。

 かつては、井伏鱒二、若山牧水、高浜虚子などの文人墨客に愛された湯治場でもある。
温泉街には、虚子や牧水の歌碑が残されている。
今では、源泉が胃腸に良いとされ、ミネラルウォータとして売られ、日本の名湯百選にも選ばれ
たことで知られている。



 駅前の旅館組合の案内所に、旅館の名前と電話番号を書いた大きな看板がかかっている。
ざっと数えてみると40軒程書かれているから、結構宿は多くあるようだ。



 駅前には迎えをお願いしておいたので、すでにワゴン車が我々の到着を待っていた。
温泉街は、富士川の支流、下部川に沿った県道を2キロほど遡ったところに有る。
この川の上流を中心とする地域は、東日本では有数の、ゲンジボタルが自然繁殖するところらしい。



 この川でも蛍を見る事が出来ると言う。
蛍の乱舞するシーズンには、各宿が上流のホタル公園まで、宿泊客を送迎バスで運ぶ
サービスが有るらしい。(続)





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