酒タバコ肥満撲滅委員会

市民マラソンを楽しみながら、酒とタバコと肥満は嫌いだ、と呟く日常をうだうだと。

語り継がなければならないこと

2010-08-17 12:17:27 | Weblog
戦争は遠い過去のことになっています。
私は歴史上のことと受け止めていて実感はありません。

私の親の世代ですら当時は子供、もちろん子供なりに苦労はしたでしょうし空襲にもあったと聞きましたが、徴兵されて戦った兵隊さんの苦労や必死で支えた当時の大人達の苦労とはまた違ったもののはずです。

どんどん生き証人は少なくなっていきます。
私自身、親から戦争の話を聞くチャンスはほとんどありませんでした。
というか、戦争の話題になると、今の子は恵まれているとかの説教モードになるので避けていたというのが本音です。
私が社会人になってからは仕事に追われて、親とそんな会話をする余裕などありませんでした。
結局、よく聞かないままです。

同じことは、日航123便の御巣鷹山の事故にも言えると思います。
あの事故から25年、日本航空は倒産し、事故後に生まれた人が新入社員として働いているそうです。

あの事故で私の知人が犠牲になったわけではないのですが、あまりにも大きな事故だったことと、当時の自分が色々と追いつめられていたことが重なって、今でもはっきり記憶しています。

亡くなった方々のためにも、戦争も事故も語り継いでいかないといけない、そんな気持ちになりました。
私にできることなどないのですが、少しでも関心を持ち続けることから始めようと思います。

毎年、8月12日が近づくと御巣鷹山関係のニュースが流れ、私は見るのが辛くてチャンネルを変えていました。
でも、今年は意識的に見ました。
少しでも語り継ぐ為には現実を見つめなおす必要があったからです。
私ですらこれだけ辛いのですから、身近な人を失った方々の気持ちが癒えることはないんでしょうね。
コメント
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