福祉ネットワーク・自殺特集

先日の東京マラソン、完走者は33,916人だったそうです（10kmの部を含む）。
これは昨年の自殺者数とほぼ同じです。
東京マラソンの、あの人並みと同じだけの人が自ら命を絶っています。
かつて交通戦争と呼ばれ年間1万人以上の死者を出した交通事故死よりもはるかに多い3万人越えの数字が、この11年続いているそうです。
一日80人以上が自ら死を選ぶ以外にない状態に追い込まれているのって、異常ですよね。
未遂者を入れればこの数字はもっと増えるわけですし。

自殺には人それぞれ様々な原因があるでしょう。
自殺を悪と言い切るだけの根拠を、私は持っていません。
しかし、自殺は本人だけでなく家族や友人なども巻き込んでしまう悲しい出来事です。

NHKの福祉ネットワークという番組で自殺特集をしていました。
再放送は来週の教育テレビ13:20からだそうですので、少しでも自殺というものを考えたり、あるいは周囲にその可能性が否定できない人がいる方は見てみて下さい。

最近は行政も含めて自殺防止への取り組みがなされつつあります。
しかし、自殺者が減少しないと言うことはまだまだ不十分なのでしょう。
（昨今の不景気で悪材料が増えたと言う面も影響しているでしょうけれど）

「死ぬしか方法はない」と思いこんでいる人は、ちょっとの間でも良いからその考えを忘れて、とにかく周囲にＳＯＳを発して欲しいと思います。
迷惑とか考えず、なりふりかまわずでいいんです。