スターアニスの 『大和路 里の光彩』

アーカイブ中心の風景写真、趣味の書・刻字など・・いろいろと楽しんでおります。

「裁判員制度」説明会

2008-11-22 21:56:23 | 出来事


来年5月21日から「裁判員制度」がスタートする。
先日、この制度の説明会が近くの小学校において催され、希望して参加した。

まあ、いつの間にか知らないうちに施行されることになったこの制度・・・選ばれることになった時にドタバタしないように・・・という思いで参加したのです。



まず、最高裁判所が作った広報用映画を見せられた。建築会社の従業員宿舎に住む男の放火という具体的事件を例に展開される。
裁判員として、選ばれるまでの過程、裁判員として選任されてからの務め、評議のあり方などがドラマ仕立てで、まぁ分かり易い。

裁判の対象事件は、殺人、強盗致死傷、現住建造物等放火、身代金目的誘拐、危険運転致死、傷害致死、保護責任者遺棄致死、など・・の重大な犯罪の第一審(地方裁判所)の刑事訴訟事件なのです。
全国での昨年度の対象件数は2600件になるとか。結構、あるもんです。

では、選任されるのは奈良県下で2760人になり、桜井市では115人となるらしい。
選挙権を有する国民の433人に一人の割で選任されるそうだ。

70歳以上であれば辞退出来るが、以上であっても裁判員になれることもある。勿論、政令で定める事由があれば辞退できる。

想定される裁判日数は、3日以内は5割、2日以内および5日以内がそれぞれ2割、6日以上になるのは1割だとか・・・・。
また、連日して開廷されるとか・・・。
出来れば、2日間で終わって欲しいが・・・・。

3人の裁判官と他の5人の裁判員と共に、有罪か無罪か、有罪の場合はどのような刑にするかを話し合って決めるのです。



説明会の後の質問で、誰かが聞いていた。 『刑事事件の有罪の刑を、決めた時、被告人からのお礼参り的なものは無いのだろうか? 本人でなくともその親族や関係者などが・・・仕返しに来られたら恐いが・・・この点が心配だ!』
裁判所係員の説明によると、『日本では有り得ない』と言われ、『裁判員やその家族に危害が加えられるおそれのある事件は、裁判官だけで行う』と言われていたが・・・。ちょっと心配だ。

もうそろそろ、来年の裁判員候補者名簿に登録されたことの「通知書」が届くそうです。
くじ引きで選ばれるそうだが・・・・宝くじに当ったことがないだけに当りそうもないが・・・・。

コメント (3)
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