スターアニスの 『大和路 里の光彩』

アーカイブ中心の風景写真、趣味の書・刻字など・・いろいろと楽しんでおります。

平城遷都1300年・・・歴史と文化の祭典だ!

2008-02-13 20:00:23 | 出来事



昨日、平城遷都1300年記念事業の基本計画案がだされ、祭典のイメージが見えてきた。
基本計画案を要約すると、

<祭典について>
1.会期は2010年(平成22年)1月1日~12月31日。
2.主会場となる平城宮跡会場は、来場者200万人~250万人を想定。
3.4月下旬~5月上旬に第1次大極殿の完成式典、万葉植物などで遺構を演出する「花と緑のフェア」を開催。 4.8月上旬~中旬は、復元建物をライトアップする「光と灯りのフェア」を開催。
5.10月上旬~11月中旬は記念祝典で海外や皇室から賓客を招くほか、古代行事の再現イベントがある「平城京フェア」を開催。
6.宮跡南側には、「平城京歴史館(仮称)」を建設。
7.案内施設の「四季のなら館(仮称)」も併設し、両館は会期後も存続。
8.平城宮跡以外でも奈良県下の地域、近隣府県とも連携を図り、多彩な催しを計画。

これらの計画案は同記念事業協会ホームページ(http://www.1300.jp/)で閲覧できる。



マスコットキャラクターも決定され、3月12日まで名前を募集している。 鹿の角をつけた童子である。これからもたびたび登場しそうだ。
彦根の「ひこにゃん」のように親しまれるキャラクターになって欲しいものだ。

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一里塚の目印・・・・エノキ(榎)(23)

2008-02-13 13:45:16 | 奈良県の「巨樹・奇木」シリーズ

この木は、江戸時代には街道に植えられ、一里塚の目印にされた木なのです。
別名は「エ」と言う。「エ」とは枝のことで、枝の多い木からきたという説があるそうです。
前回紹介の「ヤドリギ」が生えていた背の高い木なのです。


樹高20m、幹周り2mほどの古木です。

ニレ科エノキ属の落葉高木です。樹高が高く遠くからでも見つけられ、枝が多く、夏の暑い日差しを避けて休憩する旅人の姿が想像できます。
雌雄同株で、樹高は20m以上になり、幹周りも1m以上となるものがあります。
福島県以南にあり、一里塚以外にも、野生の木としても育っており、地名や苗字(「榎本さん」など・・・)になっている木でもあるのです。


ここは桜井市西之宮・三輪神社(あの大神神社ではありません。)の境内です。
推古天皇時代に難波と大和を結ぶ「横大路」、そして奈良と藤原京を結ぶ「中ツ道」が交差する西之宮地区に「三輪神社」があるのです。
樹高20m、幹周り2mほどの古木です。



あまり広くない境内には、1000年以上のケヤキの古木もありました。

樹齢1000年の欅(ケヤキ)の古木も・・・。

エノキ(榎)の木は、4月頃には葉の根元に小さな淡い黄色の花を咲かせます。花の後に直径5~6mmの丸い実をつけ、秋には小さな実が小鳥達の餌になります。熟すと橙褐色となり食べられるとか。味は甘いらしい。


エノキの葉と実。

葉っぱは、国蝶オオムラサキの餌となるそうで、先が尖ったタマゴ形で、左右非対称のイビツな形なのです。
鋸葉であるが、ギザギザは葉っぱの半分までしか無く、この点でムクノキと区別できると言うのですが・・・。ムクノキを探しに行かなくっちゃ!



コメント (3)
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