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これは、昨年秋、奈良・東大寺二月堂で見かけたザクロの実です。
ブドウとともに世界中で一番古くから栽培されている果樹で、日本では花木として育てられてきました。
地中海沿岸、アメリカなどでは果実を目的とした実ザクロの栽培が多く、甘味のあるものや大きな実の品種がつくられているとか。
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桜井市脇本・春日神社に古木がありました。
雄略天皇の泊瀬朝倉宮址とされている桜井市脇本、国道165号から少し入った春日神社にこの木がありました。
ツタ類に巻きつかれてはいるものの、樹高4m、幹周り70cm以上で、成長が遅いザクロとしてはかなりの大木です。
平安期に渡来し、中国の古名、石瘤(せきりゅう)を転訛して『ザクロ』と和音読みにしたものとか。
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樹高4m、幹周り70cm以上あります。ザクロの木としては大木です。
子供の頃に、庭にあったザクロの実を食べたが、綺麗な歯が並んだようで・・・果肉は半透明なピンク色。甘酸っぱくて、種子だけが口に残ったものだ。
平安期にはこの種子を布に包み、銅鏡を磨き曇り取りに使われたとか。
根元には、小粒の実が黒くなって転がっていた。
梅雨頃には、真っ赤な花が咲くはず。秋にはどれだけの実が楽しめるのか・・・。ここも秋に訪ねよう。