ここは桜井市浅古・八坂神社の境内。
境内隣のワンちゃんに吠えられながら探しました。
ありました。ユズリハ科の常緑高木、『ユズリハ(楪、交譲木または譲葉)』。
冬の寒さにも葉っぱが艶々しています。
この木は、春に枝先に若葉が生え揃うと古い葉が一斉に枯れ落ちるという。これがはっきりしているのが特長とか。
根元に何枚かの葉っぱが落ちていました。記念に持ち帰りました。葉枝が赤くなるのが特徴なのだが、ここの木は緑色なのだ。だから奇木なのです。
その様子が親(古い葉)と子(若い葉)が世代交代を繰り返し、家が続いていくという「子孫繁栄」に見立てられ、縁起の良い木として、また長寿の象徴のウラジロとともに正月の飾りや庭木に使われているのです。
葉の主脈が太く弓に似ていることから、弓弦葉(ゆずるは)の名がついたとも言われています。
木は幹周り60cm。葉っぱは、20cmほどと大きく光沢がある。白い粉が付いた黒紫色の実が成るそうだから雌株だ。
普通、葉の付け根の部分(葉枝)が赤くなるのがユズリハの特徴らしいが、この木の軸部分は緑色だ。これが珍しいのだ。
八坂神社の境内には、杉やケヤキの大木と共に、「ユズリハ」がありました。