いろはに踊る

 シルバー社交ダンス風景・娘のエッセイ・心に留めた言葉を中心にキーボード上で気の向くままに踊ってみたい。

奇跡の一本松

2011年05月06日 07時32分25秒 | 兎に角書きたいの!
 5月5日TV画面で、被災地において「奇跡の松」と称したクッキー5個入り100箱が売り出され4分間で完売されたとの放映があった。残った1本松の青空に伸びる写真が箱に貼付されていた。

 岩手県陸前高田市の震災復興のシンボルとなっている「奇跡の一本松」は、海岸線に約2キロにわたって続く名勝「高田松原」に約7万本あった松のうち、1本残が残った。陸前高田市ではこれを「奇跡の1本松」とか「希望の松」と呼んでいる。

 この1本松は樹高30メートル・直径は80センチ・樹齢200年のアカマツで、地上約10メートルまで海水をかぶり、根元から約80センチ上まで表皮がふやけた。根元周辺は砂が積もり、地下水も海水の割合が高くなっているため、根腐れする恐れがある。岩手県大船渡農林振興センターでは、松周辺の砂を取り除き6~7月まで様子を見る必要があると樹木医の見たてだそうだ。

 この1本松を陸前高田市は、これをイラスト化した「高田松原の希望」というワッペンを作ったそうだ。戸羽太陸前高田市長は「生き残った一人一人が希望の松になる」のメッセージを込めて作った。とのことである。この松が再び奇跡を起こしてそれこそ「奇跡の1本松」として雄雄しく緑葉を繁らして欲しい!と祈っている。
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