いろはに踊る

 シルバー社交ダンス風景・娘のエッセイ・心に留めた言葉を中心にキーボード上で気の向くままに踊ってみたい。

涙!涙!涙!…「朝の詩」から

2011年05月21日 07時20分29秒 | 兎に角書きたいの!
 悲しいときは遠慮せず泣こう!涙を流し感情を発散させることは心を癒すうえで大切な行為であり、泣くことによる涙は精神の浄化作用につながると専門家は指摘している。産経新聞に投稿された「涙」を詠んだ詩を紹介してみる。

    さあ 涙をふいて
 戦争で 百万人を超す 尊い命を失った時も 阪神淡路大震災で 6千人もの人が 天に召された時も 我ら民族は いつも 絶望をのりこえて 復興を成し遂げてきた さあ 涙をふいて 先人達のように 我らの底力を 今こそ 見せようではないか さあ 涙をふいて 今を一生懸命生きよう (23・5・14 宮城県大崎市 国分秀男67)

      涙
 幼年・少年の頃は よく泣いた 負けたという 悔し涙を流した
 青年・壮年の時は 涙は出さなかった 遠い空を見つめて 唇をかみ締めて耐えていた
 老年の今は 健気さや思いやりに 感動の涙をにじませる それで心を洗っている (23・5・17 千葉県銚子市 下谷海二80)

       涙
 新聞をみて 涙 テレビを見て 涙 涙がとまることなく 流れて 落ちる
 なんの役にもたたない 涙だけれど
 世界中の涙が 水の分子となって 風にのり 東北の粉塵の町々の 空気の潤いに ならないだろうか (23・5・19 京都府長岡京市 荒木由美43)

 大切な家族を引き裂いた東日本大震災に遭遇された被災者の方々が悲しみのどん底で流されている涙!どれほどに辛く悲しい涙であろう。

娘の遺稿集「好きな花はなぁに?(エッセイ88編)」を読まれた感想をダンス仲間のご婦人が次のような歌を詠んで下さった。
  @慟哭の尽きる日々なし気高くもトルコキキョウを愛でし人ゆえ
  @現世にあまたの珠玉ちりばめしトルコキキヨウの麗しの精
 トルコキキヨウが大好きな娘だった。


コメント
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