いろはに踊る

 シルバー社交ダンス風景・娘のエッセイ・心に留めた言葉を中心にキーボード上で気の向くままに踊ってみたい。

観音様・温泉マーク・虹の旅行

2009年05月14日 07時59分13秒 | シルバー社交ダンス風景
 昨日ダンス仲間と「ホテル磯部ガーデン」(群馬)へダンスバス旅行に出かけた。行きに高崎観音を拝顔し帰りに水澤観世音を拝んだ。

 宿泊したホテルは通称「舌切り雀のお宿」とも呼ばれている。当ホテルへは二度目の宿泊だが一つの発見をした。それは「温泉マーク」である。

 ホテルの案内栞には次のような記載があった。
「あの温泉マーク発祥の地は磯部温泉!。約300年前、磯部村周辺で境界をめぐって争いが起きたときの判決文に初めて記入されました」とある。具体的にはよく分からないが兎に角「温泉まーく」は判決文に使用された事実は確かなようである。

 水澤観世音(群馬県渋川市伊香保町水沢214)境内に「万葉碑」がある。そこに刻まれている歌は!

 伊香保ろのやさかの堰堤(いで)に立つ虹(のじ)の顕(あらわ)ろまでもさ寝をさ寝てば
          万葉集巻14東歌上野国歌
 (巌秀「いかほ・榛名山」の八坂の堰堤にあざやかな朝虹が立つ、その虹のようにはっきりと二人の仲が知れてしまってもかまわない。それまでも共寝をしたならばどんなによかろう。さあ寝ようよ 寝ましょうよ)

 万葉集四千五百余首中ただひとつの虹の歌です。八世紀に万葉集が編まれた時採られた民謡で……と万葉碑に刻まれている。虹を詠んだ唯一つの歌であることを。

 ダンス旅行も全日程を終了し一路横浜へ!帰路の途中妻に帰りについた旨メールで知らせた。と、その返信があった。

 「行きも帰りも、観音様にお参りでしたね!家には、私という観音様がお待ちしているわよ~」

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする