いろはに踊る

 シルバー社交ダンス風景・娘のエッセイ・心に留めた言葉を中心にキーボード上で気の向くままに踊ってみたい。

イイの いいの!

2007年04月09日 10時05分19秒 | 兎に角書きたいの!
 5番目の孫娘は、この4月で2歳になる。知恵も発達し、色々なもの、現象に好奇心旺盛である。特に発する言葉に面白味がある。言葉は、私たちがこの世に生まれる以前から存在する大きな生き物であると言われている。
 孫娘が発する言葉の一つに、「いいの いいの」と言うフレーズがある。食事で汚れるからエプロンしようかとか乳母車に乗ろうかと言うとこの言葉が出てくる。一つの意思表示であるが、自分がいやなことに直接的に「いや!」とは言わずにこの「いいの いいの」と言われると次の言葉が出てこなくなる。非常にソフトでかつしっかりと自分の意思を伝えるこの「いいの いいの」と言う言葉と仕草をみると私は完全にノックアウトを喰らってしまう。
 この言葉、改めて大切なものだと痛感している。特に妻との会話にである。私は中間いわゆる経緯をはしょる癖がある。すると、妻からは「どうして」「どうなったの」と質問される。そこでまた初めから話しを始める。その効用か妻とは色々なことで話しをし会話する時間が多くなった。自分の意思を如何に的確に伝えるかは言葉でありコミニケーションの最大の武器である。言葉は一度口から出た後は戻ることが出来ない。その反面文字は、何度でも書き直しが出来る。言葉は慎重に使い選択しなければならない。それだけ会話は楽しいものである。


             ひとつのことば

          ひとつのことばで
          けんかして
          ひとつのことばで
          なかなおり
          ひとつのことばで
          おじぎして
          ひとつのことばに
          なかされた
          ひとつのことばは 
          それぞれに
          ひとつの心を 
          もっている
                         北原白秋  
コメント
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