邦画ブラボー

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「ご存知女ねずみ小僧」

2006年08月02日 | ★TV番組
1977年に放送された人気テレビドラマシリーズ。

鬼畜殿様を演じさせたら右に出るものがいない、
管直太郎がユーモラスな同心を演じていると思ったら
そこへ真紅の長じゅばん一枚をまとった小川真由美登場!
その後、三国連太郎がいきなり女装して出てきたのが
とどめであった!

なんでまた女装かというと、
小川真由美に化けて潜入・・という設定で、
これは土台無理でしょう!!
結構きわどいところで男に見破られていたが
一発で見破られるでしょう、普通~~
・・と、一人で思う存分楽しみながら見た。

三国は風呂屋を営む浮右衛門という
ちょいと粋なお兄さん役で
小川とは仕事仲間、思わせぶりな仲なのである。

だがしかしその顔の迫力と大きな芝居は
到底テレビドラマの枠に収まるものではない。
おネェ言葉も似合わない故に凄みがあった!

小川真由美も濃いので二乗効果で特濃。
強烈な発酵性の匂いを放つ、クセになりそうな番組である。

女ねずみ、昼間は常磐津の師匠なのだが
吹き替えなのがちょっとガッカリ。

浅草の踊り専門衣裳店にありそうな、
原色の衣装を纏い、
浮世絵ファッションショーのように着替え、
立ち回りもこなす一大エンターテインメント。
テンポがいい。

三国の子分ににしきのあきら。
時代劇向きと思うが、この道では大成しませんでしたねえ。

小川真由美といえば、
復習するは我にあり」で
緒方拳の手にかかる幸薄い女、
清川虹子の娘役・・が一番印象に残っている。
もちろん「八つ墓村」もだけど、
こういう軽妙な役もこなしたりと、
芸の幅が広いですね。

*映画の中のイイおんな*
小川真由美:「江戸のイイおんな」要素が散りばめられている
お役。カラフルな衣装をとっかえひっかえ、
それがまたよく似合うんだなこれが。
この方、昔細川俊之と結婚していたんですよねえ。
なんてことも思い出したりして、
仕草のひとつひとつまで
真似したいけど、この玄人味は絶対だせませんな~

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