邦画ブラボー

おすすめ邦画(日本映画)のブログ。アイウエオ順(●印)とジャンル分け(★印)の両方で記事検索可能!歌舞伎、ドラマ感想も。

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昭和の奥様

2008-01-29 | 昭和の想ひで
昔の映画を見ていると
日本のお母さんたちのヘアスタイル
当時のハリウッドスターを模倣していたんだなと納得する。
キム・ノヴァク、ドリス・デイ・エリザベス・テーラー、エトセトラ・・

ショートヘアのパーマスタイル。

パーマ屋さん(死語)が誘導していたのかも。

映画の中では
社長シリーズの森繁の奥さん、〔久慈あさみ〕や
高峰三枝子、山本富士子、佐久間良子あたりなどがやる役が典型的。
淡島千景もパーマスタイルが多い。
岸恵子はパリテイストが入っているからか?
そういうヘアの役どころ・・奥さん役はほとんど無い。

夜寝るときにカーラーを巻いてネットをかぶる。
この場合ネグリジェ姿がキマる。
朝カーラーをはずしブラシでセットすると
昭和の奥さんの出来上がりだ!
今も60歳後半以上の女性に名残りが残っている。

そうでない奥様はアップスタイルで
どちらにせよ、着ているものとヘアスタイルで
「この人は人妻だな」と
ひと目で分かったんだな。

何回ながめても年齢不詳、何者か見当がつかない現代とは大違いである。

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「大女優殺人事件」と「クリスタル殺人事件」

2008-01-27 | ★洋画
去年の今頃放送された岸恵子、浅丘ルリ子主演のドラマ、
大女優殺人事件」の元ネタ的映画
ハリウッド映画「クリスタル殺人事件」(アガサ・クリスティ原作)を見た。

岸恵子が演じた女探偵役は
ミス・マープルことアンジェラ・ランズベリー、
浅丘ルリ子が演じた役は、天下の美女エリザベス・テーラー
エリザベス・テーラーは少し豊満が入っているが
思わず見とれてしまうカンペキな顔の造作。
そして
小鳥のさえずりのような美しい「声」は
天国から聞こえてくるように甘美である。

言うまでもなく
犯人はエリザベス演じる元大女優で
その動機は「母性」なのだけど
見ているものを「お怒りはごもっともだ!」と同情させてしまう演技力が凄い。

浅丘ルリ子は「大女優の風格」という点では
申し分無く、
化粧を落とすシーンでは
コールドクリームを塗りたくって顔を真っ黒にするなど
捨て身の演技で挑んでいたが
やはり「母性」の表現が弱かった。

と、今回本家エリザベスを見て思った。

日本でやるなら声が可愛いというと山本富士子だろうが
母をやるなら高峰三枝子あたりがよかったかも(亡くなっておられるが)と勝手に配役。
それではまるまる「犬神家」になっちゃうか。

●関連記事
大女優殺人事件

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漫画喫茶で首斬り浅右衛門

2008-01-25 | 日々の泡
「劇画」で思い出した。
昔 青山通りからちょっと入ったところに
「漫画喫茶」のはしりと言えるような店があった。

ボーイフレンドとの待ち合わせに良く使い、
相手を前にしても無言で漫画を読みふけっていたものである。
(意味無し)
最近の、パソコンやシャワー室完備のマルチサービス業的な
形態ではなく、「喫茶店に漫画がどっさり置いてある」
というシンプルな風情だった。

そこで私は
白土三平の「忍者武芸帳」「カムイ伝」、
そして小池一夫原作・小島剛夕作画の
「首斬り浅」シリーズなどを片っ端から読んだ。

「首斬り浅」は
江戸時代に実在した「将軍家御試(おためし)御用人」、すなわち
刀の試し斬りのプロ、山田浅右衛門のことである。
罪人の首を斬るのが仕事。
首を斬られるもの、そこにいたるひとりひとりにドラマがある。
コーヒーよ、冷めるなら冷めよ!と、夢中になってページをめくったものだ。
(ついでに恋も冷めた?)

「日本怪談劇場」で栗塚旭が演じているようだが未見。

しかしデートに漫画喫茶、それも
「首斬り浅」一心不乱に読んでた私って
今から思うと相当マズイヤツだったかも・・・
昔の彼、許せ!(今更~~~)

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「影狩り」

2008-01-24 | ★ぐっとくる時代劇映画
久々に
んなわきゃ~無いだろう?ストーリーの面白い時代劇を見た。
原作は「さいとうたかを」の劇画「影狩り」。

またもや「時代劇専門チャンネル」

徳川幕府の隠密「」と、諸大名が雇った「影狩り」の水面下での熾烈なバトル。

諏訪高島藩の幼い藩主が江戸に向かう途中で
公儀隠密集団・「影」に襲われる。
一見して曰くありげな浪人十兵衛(仲代達矢)らは
影狩りとして若様を守るべく助っ人に加わる。
あっと驚く展開は劇画ならではで、
はらはらにこにこしながら見てしまう。

どこか暗い影を持つ
十兵衛は同じような年頃の幼い君主を斬った過去があるのだ!
やむを得ずとはいえ、殿様を斬って、
それでも生きながらえているってどうよと思うこと無かれ。
おまけに恨みも無いのに愛する許婚の父親まで

「とうりゃ~~~!」

同時に斬っちゃったじゃ~~ん!
そして影狩りとなって流浪の旅に出るのである。

腹黒い家老にはめられたことを知って怒りを爆発させるが
今更そんなこと言ったってあんた、
・・・・と言いたくなるような強引な筋運びである。

だが仲代さんだから

許す

小池一夫といいさいとうたかをといい、
劇画ならではの破天荒な展開、いいですなあ。
ぐいぐい魅せていく。
こんなエンターテイメント時代劇が
もっと見たい。

石原裕次郎でも映画化されてるみたいだけど、
裕次郎のちゃんばらってどうかなあ~~

脚本=國弘威雄 監督=井上昭 

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斉藤由貴版「和宮様御留」

2008-01-23 | ★TV番組
前々から見たいと思っていた
斉藤由貴版「和宮様御留」をようやく見ることが出来た。
「時代劇専門ちゃんねる」
演出:出目昌伸 脚色:宮川一郎

和宮は替え玉だった!?

有吉佐和子の原作だから面白いのは当たり前だけど
配役はどうか?

ちなみに
1981年大竹しのぶ版は沢井謙爾演出:寺内小春脚本

森光子、乙羽信子、中村玉緒、岡田奈々、
池上季実子、財津一郎、藤田まこと、
吉田日出子、園佳也子、永島敏行などが出演した。

今回
主人公の「フキ」を演じた斉藤由貴は
日本人形のように可愛らしいので、
気がふれてからの容貌の変化が傷ましい。
幼馴染(的場浩司)との悲恋を絡めたラストになっていた。

脇の俳優たちがまけず劣らず良いのに驚いた。
比較してみると・・

●観行院(和宮の母):大竹版では森光子→司葉子 
司葉子がヒステリックになると美しいだけに怖い。
●和宮:岡田奈々→藤谷美紀  
●庭田嗣子(女官の大将?):園佳也子→冨士眞奈美  
園さんの恐ろしさには富士真奈美といえどもかなわぬ
●少進(フキに唯一優しい女官):中村玉緒→池内淳子
池内淳子、さすがにいいですね
●能登命婦(イジワル女官その2):吉田日出子→浅利香津代  
浅利さんも意地悪っぽくて良かったが
何を考えているかわからない不気味な吉田日出子に軍配!

この他に
堤真一が武士道残酷物語風な役回りで新鮮であった。

大竹版は御所の再現といい
最後の恐ろしい含みといい(原作に忠実)
ドラマ史上に残る優れたクオリティであることは間違いないが
今回の斉藤由貴版はまた違った方向性で
楽しめた。

大竹しのぶの神がかりの熱演をもう一度みたい!!

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外国人のお土産(浅草編)

2008-01-18 | 日々の泡
外国人観光客が買っていくお土産ランキング
「浅草編」というのをテレビでやっていた。

けっこう目からうろこ。

まず
入れ物がカッコイイと評判の
七味唐辛子。そういや~そうだね。
英語で
「セブン・フレーバースパイス」と説明するとか。直訳だ。

手ごろな価格の「江戸切子」のグラスは
ベネチアングラスに負けない美しさ。
そして実用的なところもいい。

「サムライ」もやっぱり人気で
ちょんまげ鬘も売れてるそう。
おもちゃの刀をいい大人が嬉々として振り回しているのが
微笑ましい(余裕)

30センチの商品を出したらバカ売れしているという
「雪駄」や、
ちょうちん・着物・人形焼など定番ものに加え、
ガンダムのフィギュア」なんてのもあった。
変わったところでは
和柄トランクス」も超売れているとか。

さて問題の第一位は
じゃ~ん!
それは・・・
地下足袋」であった。

雷門のあたりで客引きをしている
人力車
のお兄さんたちも履いている。
忍者人気も加勢しているみたいだが
売っている人も「意外ですね」と戸惑っていた。

そういや~海外で着物を着た折、
足袋に草履の足元をじろじろ見ている人が多く、
「そんなに珍しいのか?」と思ったものだが・・・
確かにあちらには無い文化である。

ジョギングには地下足袋が最高にクールかも!!

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乙羽信子インタビュー

2008-01-13 | 日々の泡
日本映画専門ちゃんねるで
「乙羽信子」インタビューを放送している。

メイク室で化粧を始めるや
とたんに普段の顔が消えて「役」の顔になっていく。
いったい何人の女を演じて来たのだろうか。

宝塚の愛くるしい「百万ドルのえくぼ」時代から一転!
新藤兼人監督との出会いで
すさまじい入魂の演技を数々見せてくれた。
テレビドラマでの「柔和な中年のおばさん」時代しか知らず、
特に深い思いいれもなかった私は
映画の中の乙羽さんを見て「滅私」の役作りに
びっくら仰天してしまった。

この根性はすごいわ~~

三國連太郎曰く「新藤流演出はとことんしつこいです」

難破船で餓死寸前になって頭がおかしくなる女(「人間」)、
生き抜くために落ち武者狩りをする女(「鬼婆」)、
知恵遅れの女「どぶ」、ケロイドの娼婦、近親相姦願望の母、
どれもこれも
「目をそむけたくなる」役ながら
その達者な演技に
ひきつけられてしまった!

新藤×乙羽。
相乗効果だろうか?

仕事上ではこの上ないパートナーだったが
私生活でも恋愛関係にあったというか
長年不倫関係にあったのは有名だ。
(晩年入籍したけれども)
そんなどろどろの愛憎模様の中で
さらにどろんどろんの人間模様を演じ演出していたのだから、
二人とも

タフ!

としか言えない!

映画ファンにはありがたい組み合わせだったが!

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蘇民祭のポスター

2008-01-11 | 日々の泡
岩手の裸祭、
黒石寺蘇民祭のポスターが
JR駅構内への掲示を拒否されたそうだ。
女性からの「不愉快」「セクハラ」という
訴えを受けるかたちになったもよう。

確かに一度見たら忘れられないだろう。
ポーズもピカイチだが、真っ赤なロゴもまたすごい。

前面に写った男性が、
テレビインタビューに答えて
「親からもらった体をそういう風に言われても・・」と、
困惑した調子で喋っていた。
「オレってこんなに胸毛が濃いかなあと思いました」と語る口調は
勇壮な写真からは想像できないほど柔和な雰囲気であった。

この場合、モデルの男性に罪は無いのに気の毒である。
カメラマンやデザイナーさんは
どんな方なのだろうと興味が湧いた。

と言うのも、まるで映画のポスターみたいだと思ったから。

コントラストが強い白黒のタッチといい、
大胆な構図といい、土着ムンムンの呪術的な雰囲気は
今村映画かATGの宣伝ポスターにもひけを取らない迫力!
なんか創造力を刺激される。

皮肉なことに、このニュースがきっかけで
市に全国から注文が殺到し、発送に大わらわと言う。

検索してみたら、
日本には裸で争うお祭りって多いのねえ・・
根源的な欲求なのかしらねえ。

■噂の蘇民祭ポスター

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「駅 STATION」

2008-01-10 | ★人生色々な映画
「雪」「健さん」「紅白」
がイメージとして残る。
ずいぶん昔に見たが
大晦日に見たらさぞかし美味かろう?と思い再見した。

果たして・・・

「いしだあゆみ」コレだけ??

甚八、台詞無し?

コタツに入っていたのは室戸?

という、斬新な俳優の使い方に
あらためて感銘を受けた!

しかしストーリーは極めてベタである。

猛吹雪の中たたずむ健さんは
北島三郎の紅白紙吹雪映像とは趣を異にして
そのままひとつの絵である。

冬の荒れた海、雪の中でちぎれるほど手を振る老母、
嫁に行く妹、
大晦日の居酒屋に流れる八代亜紀「舟歌!」

ある意味たまらん。

倉本聰ってなんでこんなに暗いのだろう・・
湿っているわ・・・これは浪花節だわ・・と思いながらも
見てしまう私もいやおう無しに日本人か。

ぶりっ子演技の烏丸せつ子の役は秋吉久美子が演じたら
もっと深みが出たに違いない。
宇崎竜童はチンピラ役を等身大で演じておられる。

♪酒はぬるめの燗がいい・・肴はあぶったイカでいい・・♪

合わせる倍賞千恵子の歌声が微妙にはずれている。
ここでは男が無口なのである。

一回目に流れる時には「おお!」と
思う「舟歌」は
これでもかっ!と三回も流れるから
最後には息苦しくなるが、
黙っていてもいや、黙っていることが最高にサマになる男
大スター
高倉健のファンにはたまらない映像の抒情詩であろう。

監督   降旗康男
脚本   倉本聰
撮影 木村大作
音楽 宇崎竜童

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「日本の伝統色」

2008-01-09 | ★読書
今年の初購入本は

「日本の伝統色:ピエ・ブックス発行」だ。

たまたま本屋で見かけた「綺麗な」本だが
なかなか「読ませる」本でもあった。

たとえば「芝翫茶」と言う色は
江戸後期の歌舞伎役者 三世中村歌右衛門(俳名芝翫)が好んだ
赤味がかった、深い茶・・と言った具合に
色にまつわる話が
ひとつひとつ紹介されているのが実に興味深く
読んでも読んでも飽きることが無い。
名前の英訳も付いている。
もちろん、美しい風景や浮世絵、着物の写真を
ながめるのも楽しい。

一口に「赤」「黒」といっても実に様々な種類がある。
自分も日本人ながら、あらためて先人の繊細な美意識に
驚かされる。

今更人に聞けない伝統色と名前。

今までなんとなく見ていた色を
「あ、あれは赤朽葉、あの着物の裾まわしは雀茶だな」と言う具合に
違いを表現出来るようになりたい。

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