邦画ブラボー

おすすめ邦画(日本映画)のブログ。アイウエオ順(●印)とジャンル分け(★印)の両方で記事検索可能!歌舞伎、ドラマ感想も。

「鬼婆」お墨付き

2008-10-31 | 日々の泡
エクソシストのW・フリードキン監督が
「見るたびに悪夢にうなされるような気分になる」と
太鼓判を押したホラー映画13本が挙げられた。

面白い太鼓判もあったものだが
そのラインナップは・・・

▽「サイコ」(60) アルフレッド・ヒッチコック監督
▽「エイリアン」(79) リドリー・スコット監督
▽「ローズマリーの赤ちゃん」(68) ロマン・ポランスキー監督
▽「悪魔のような女」(55) アンリ=ジョルジュ・クルーゾー監督
▽「鬼婆」(64) 新藤兼人監督
▽「サスペリア」(77)「サスペリア2/紅い深淵」(75) ダリオ・アルジェント監督
▽「肉屋」(70) クロード・シャブロル監督
▽「ファニーゲーム」(97) ミヒャエル・ハネケ監督
▽「THEM/ゼム」(06) ダビッド・モロー&グザビエ・パリュ監督
▽「謎の下宿人」(44) ジョン・ブラーム監督
▽「らせん階段」(46) ロバート・シオドマク監督
▽「悪魔のいけにえ」(74) トビー・フーパー監督

ふんふん・・・わりと昔の作品が多いのね。
そして
なんと新藤監督の「鬼婆」が入っているではないか!

「鬼婆」は海外での人気が高いとは聞いていたけど
フリードキン監督も怖かったか。
戦国時代に落ち武者狩りをして生き延びる姑と嫁を描いた作品だが
男を巡って若い女に嫉妬する婆さんの欲の深さ、浅ましさがホラーであった!

新藤監督だからエグイのなんのって!
乙羽信子の身体丸投げ演技は凄いので、まだごらんになっていない人は
怖いものみたさでどうぞ!

恐るべき土着な雰囲気と
鬼面で草むらを駆け抜けるジャパニーズ婆さんの迫力に
フリードキン監督もビビったのだろうか?!
ところで
ハロウィンに鬼婆マスク・コスチュームはいかがでしょう??

ご興味のある方は
●「鬼婆」記事へどうぞ

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男は・・

2008-10-26 | 日々の泡
勝新太郎

三船敏郎

阪東妻三郎

そして
緒形拳!

彼らの共通点は
たまらないほどの
「愛嬌」だ!

人懐っこい笑顔、豪快なのにいたずら坊主みたい。


殿様や剣豪をやっても似合うが
たぶん全員
安来節」を踊ってもサマになる!

森繁翁も加えたいけど
ねじり」があるんだよねえ・・

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アーカイブス・緒形拳

2008-10-25 | 日々の泡
またもやNHKの話ですが
アーカイブス緒形拳特集を見た。

昭和65年の「太閤記」:本能寺
信長は高橋幸治、緒形拳が豊臣(羽柴)秀吉、
明智光秀に佐藤慶という顔ぶれだ。
若き片岡孝夫(現仁左衛門)の森蘭丸が出ずっぱりというのも嬉しい!

毅然として死に臨む信長の脳裏に
秀吉との出会いや様々な場面が浮かぶ。

大胆にも無音の中繰り広げられるエピソードの数々が
秀吉の存在の大きさを物語っていた。
緒形拳は回想と
信長の死を知らずに明るく振舞うラスト少々の場面しか登場しなかったが
あたかも我々が信長に成り代わり、
緒形拳との思い出を懐かしんでいるかのような錯覚に陥った。
石坂浩二と共に
「太閤記」の撮影を振り返るインタビューも挟まれていた。

緒形さんのすごいところは
まさにあれが秀吉、あれが「サル」、
秀吉は緒形拳が演じた秀吉だ!
思わせてしまうところだろうか。
そしてそれはひとつではない。

我々の記憶に強烈に残っている「弁慶」もしかり。

66年「源義経」での、壮絶極まりない
弁慶の立ち往生」シーンも見ることが出来たのは収穫だった!
今見ると首も頭も矢で射抜かれているわ血糊もたっぷりだわで
とてもショッキングな映像!
だが
紛れも無く、ドラマ史上最高の弁慶だと思う。

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朝の若尾文子

2008-10-24 | ★TV番組
ひょいとテレビをつけたら
『生活ホット』(NHK)に
若尾文子さんが出ていた!

ぎょえ~~~!!

知っていたなら、悔しい!
と思っても後の祭り。

一時間番組のうち、
かろうじてラスト10分だけ
見ることが出来た。

美しい美しい若尾さんが
増村保造監督の「妻は告白する」は転機の作品だったと
語っていた。
ファン根性丸出しで真剣に見入る。
黒川さんが亡くなってから初めてだったが
お元気そうで本当に安心した。

「今後?・・・やったことない役をやりたいわ。
ウィッチ(魔女)とか・・」

それ、見たいです。

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雑誌の衰退

2008-10-18 | 日々の泡
雑誌の休刊があいついでいる。
女性誌の
 「BOAO」(マガジンハウス、発行部数約7万部)と
「GRACE」(世界文化社、同5万6000部)は3日、
11月発売の12月号で休刊することをそれぞれ明らかにした。

不思議なのは
どんどん休刊しても
それでも懲りずに似たような雑誌が創刊されることだ。

そしてまた、消えていく。

読者として言わせてもらえば・・売れないのは当たり前。
横並び、つまり
「似たような雑誌や企画が多すぎ!!」であろうか。

毎年毎シーズン判で押したように同じような企画でどうして
勝負しようと思うのだろうか。
毎年絶対出てくる
秋の京都・・冬の金沢・「本当に効く」化粧品・海外スナップ・絶品お取り寄せ・

京都と金沢の他に日本に都市はないのか!
と、
私などでも思うくらいである。

読者目線・・とはよく言われる言葉だが

ここいらで
「ブロガー目線」に注目してはいかがなものだろうか???
(とどのつまりそれを言いたかったわけ)

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球根ホラー

2008-10-15 | 日々の泡
相次ぐ名優の逝去
金融危機、政局不安、ロス疑惑当人自殺騒動など
暗いニュースが多い.中、
究極にポジティブな番組を見た。
それは

「趣味の園芸」だ!

テーマは
「春を待つ球根」

なんと夢のある言葉だろうか。

絶対裏切られることの無い投資、
未来のための貯蓄だ。
「春の自分への手紙」なんて
メルヘンチックなフレーズも似合うかも。
究極の「癒し」かも。

勇んで向かったホームセンターは
そんな客を見越してか売り場を拡張、
しかも入り口付近にワゴンを押し出し
「球根パラダイス」を展開していた!
「このチューリップがいいわ、この色珍しい!」
嬉々として買い物を楽しんでいる若いカップル、初老のご夫婦。

クロッカス、ヒヤシンス、ムスカリ、水仙、スノードロップ・・
夢中になってあれもこれもと手に取っているうちに
気がついたらカゴの中にはごろごろと数十個の球根が。

やる気全開!

帰宅するやスコップを握り
狂ったように庭に穴を掘ること小半時・・
春を待つ球根ガーデンが出来上がった!
見た目は 超殺風景ですけど(爆)
いいやいいや
春にはここ一帯、満開の花園になるんだから(そのはず)・・・

勢いに乗って
小学校以来の「水栽培」もやってみた。
ありったけのガラス瓶を集めて
ワイヤーで固定した球根を入れ、
根が出るまではと比較的暗い場所、
トイレにずらりと並べてみた。
壮観。

すると
驚いたことにあくる日にはどの容器にも
ヒゲ状の根がにょきにょきと発生しているのが見える!

その有様はお世辞にも美しいとは言えない。
少なくともメルヘンとは程遠い。

通常草花の根は土の中にあるため
見ることはないが、水の中に入れたのでは丸見えである。
球根のお尻からは
無数の触手が養分を吸い取ろうと
不気味に伸びている。

ここで私は重大なことに気がついてしまった。

彼らは明らかに意思を持った「生物」だ

言葉は発しないが、我々に聞こえないだけかもしれない。
今朝見たら、根はさらに二倍の長さになり、しかも大幅に増えていた。
トイレは球根に乗っ取られ、
しかも彼らは着実に毎日成長し続けている・・

春になったらいったいどうなってしまうのだろう!!?

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追悼・峰岸徹(隆之介)さん

2008-10-13 | 日々の泡
昔、好きな男性俳優はと聞かれたら
峰岸隆之介」と即答していた。

徹と改名された後も
テレビなどで精悍なお顔を拝見することがあると
昔の恋人を見るような懐かしい気持ちに勝手になっていた

峰岸さん、私もファンでしたよ。

数々の作品に出ておられたが、
鮮烈に記憶に刻まれているのが
東陽一監督、
寺山修司が脚本を書いた「サード」だ。

女子高校生役の森下愛子が金稼ぎのために
クラスメイトの永島敏行らと売春の相手を探す。
「あの人がいい」と選んだのが峰岸さん扮するヤクザだった。

それからの展開は息を呑みました!
ほんとに色っぽい、素敵な俳優さんでしたよねえ~~~
最近はトライアスロンにも挑戦していらしたとか。
主演作「闇を裂く一発」(1968)でも
たしか走るシーンが多かったっけ・・・・

もっともっと長生きして欲しかったです。

謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

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京マチ子の超●ス役

2008-10-10 | 日々の泡
デパ地下で買ってきた「お豆腐デザート」なるものを食べながら
録画した「いとはん物語」を見ていたら
京マチ子が激「おかちめんこ」メイクで登場したので
びっくり仰天!
危うくそこらに豆腐をぶちまけそうになった!

大店の三人姉妹の長女役なのですが
見事に鼻が「さぶちゃん」、または「ノリダー」(懐かしキャラ)である。
姉妹三人ともすごいわけではなく
京だけが特別。

あの天下の大女優がこんな凄い役もやっていたとは!!
これはなかなかできることでは無いです。
吉永小百合はやらないだろうなあ・・

ちなみに監督は伊藤大輔、相手役は鶴田浩二です。
これから続きを見ようっと・・

初豆腐デザートは
カップの底の豆腐に白玉、少々の黒蜜、
「北海道産」の小豆をちょびっとかけて食べるものだったのですが
食べた感じは
全くの「豆腐」でした!

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緒形拳さんが亡くなってしまった

2008-10-07 | 日々の泡
新国劇の舞台、
辰巳柳太郎、島田正吾の弟子としての緒形拳を一度見たかった。

思わず涙がこぼれた「楢山節考」、誰もが震撼した「復讐するは我にあり」。
脱獄囚、佐久間清太郎「破獄」(テレビドラマ)は
緒形さんしか出来ない役だった。

「復讐するは・・」で絶賛を浴びた後だったか、
「男優は緒方拳しかいないんじゃないか?」と
思うくらい
テレビ、映画に引っ張りだこの時期があった。
怖い役、愛嬌のある役、どんな作品に出ても存在感ありましたね。

一度その売れっ子の頃に
横浜で見かけたことがあった。

気取らないナチュラルカラーのラフな服装で
ずだ袋を肩から下げ、飄々と歩く姿に
自由人」という言葉が浮かんだ。

私の父も同じ年齢で亡くなったのですが、71歳は早すぎますよね。
今頃は島田、辰巳、緒方共演で、何を演じているのかなあ。(渋いぞ!)

偉大な名優のご冥福を謹んでお祈り申し上げます。

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「怪談:乳房の呪い」(第12話)

2008-10-06 | ★恐怖!な映画
キーワード

松月院の榎
高田の南蔵院・天井画

皆さんは
植物の茎を切った折
白い樹液がしたたり落ちてきて思わず
美味しそう!と思ったことは無いでしょうか?
もしかしたら、これで赤ん坊が育つかも?
思ったことは無いでしょうか?

ま、普通は無いと思いますけど(爆)
植物って不思議。
地下に根をはりめぐらせ
何千年も生きている古木は
我々にはわからないパワーを持っていそう。
そんな
植物の神秘的な伝説を怪談に絡めた
三遊亭円朝の「乳房榎」が原作。

植物を題材にしたホラーとして
西洋では
人間の形をした根を持ち、
引き抜くと恐ろしい悲鳴を上げると言われるマンドラゴラの伝説、
マッドサイエンティストが人間を改造する「悪魔の植物人間」、
吸血植物が出てくる「リトルショップホラーズ」とけっこうありますね。
日本では「マタンゴ」もありました。
言葉は発しないが人知が及ばない生態が
我々を魅了するのでしょうね。

江戸の絵師菱川重信(中山昭二)は腕は良かったが
女の気持ちがわからない堅物だった。

寺の天井画の仕事で家を空けることが多くても
留守宅で弟子・磯貝波江(入川保則)と若妻(馬淵晴子)が
ねんごろになっているなどとは
露とも考えずひたすら雄雌の龍を描くことに没頭していた。

あと龍の腕を一本書き上げれば絵が完成するという時、
波江と、脅しに負けた下男(美川陽一郎)に騙され、殺害される。

師を殺めた間男はまんまと家に入り込むが
女の乳房に原因不明の腫れ物が出来、子供に与える乳が出なくなる・・
そして絵師の幽霊が現れ・・・

亡霊になり下男の夢枕に立つときも重信は堅物だった・・・

「汝・・・改心し真与太郎を助け育てよ。
さすれば汝の命助けてつかわす。ゆめゆめ忘るるでないぞ、忘るるで無いぞ!」と
今昔物語から抜け出してきたようなガチガチの台詞を吐いて
馬鹿正直で小心ものの下男(美川陽一郎)を脅かし
復讐を遂げる。

美川陽一郎といえば「七人の刑事」でしたっけ?
いかにも誠実そうで適役だ。
重信は新東宝「憲兵シリーズ」でもお馴染み中山昭二。
取り付く島が無い真面目な幽霊を好演しております・・・

不義密通男女のけっこう際どいシーンもあり、
エロチックホラーといった風味も加えられている。
題名はすごいが内容はシンプルな怪談話。

教訓汝、ゆめゆめ女を寂しがらせることなかれ   

使える台詞:「ゆめゆめ忘るるで無いぞ!」
「努々」「努努」とも書くらしいが
相手にグウの音も出させない強い語気で、重々しく言ってみたい!

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