邦画ブラボー

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「華岡青洲の妻」小泉・森・三浦友和版

2012年03月29日 | ●面白かったTVドラマ

小泉今日子の嫁、

夫青洲には三浦友和、

そして姑於継は森光子!という顔ぶれです。

 

演出なんと久世光彦!

あちこちに「クセ」があるから

(シャレです^_^;)

もしかしてそうかな~~と、途中から思ったんですけど。

そして脚本は岸田理生!

 

大幅に原作を変えていて

口あんぐり・・の場面もありましたがおおむね楽しめました。

といいますのも、久世テイスト、岸田テイストがふんだんに盛り込まれていて

濃厚、

別の言い方をしますと 

過剰(爆)

久世・岸田両名解釈によるセクシャル強調の「華岡青洲の妻」でした。

ファンタジーもちょっぴり入ってます。

 

三浦友和演じる青洲はメイクも凝っており

たたずまいがまず異常で(笑)、

しかしそこは

三浦友和なので、「久世好みの異常」になりきれない(笑)感じがいたしましたが

「暗~~くて不気味」、ときにエッチ、(爆)な、

「ただならぬ性質性癖を持っている天才医学者青洲」の雰囲気は伝わってきました(爆発)

 

小泉今日子との関係も異常(笑)で、

多分に倒錯的なかほりがいたしました。

「実験に自分の体を使ってくれ」という嫁の懇願には

十分すぎるほどセクシャルな含みがあり、

久世演出に応えた今まで見たことない色気の小泉今日子が

見られました。

キョンキョンがんばってます。

森光子は

上手い、ひとりで上手すぎる芝居をしていて

パワーが余っている感じ(爆)

 

脇ですが

青洲の妹で三人のバトルを客観的に見ている重要な役割に抜てきされた

川越美和 (小陸)が熱演しているのが目につきました。

この方は久世光彦のお気に入りだったらしいけど

ぷっつりと活動を停止されたよう。

きらりと光る新人を見つけ出すのが

上手かった久世さん好みな女優さんだなと

思いました。

 

岸田理生の

現代口語での台詞は

説明的すぎて少しシラケました。ラストも大きく変えています!


仁左衛門in 「徹子の部屋」見ました

2012年03月22日 | ★TV番組

いつまでも年を取らない有名人の

リストに

片岡仁左衛門さんも加えなければ。

 

まったくもって魅力的。

「わるいやつら」や「眠狂四郎」の孝夫時代も良かったけど

今もいいわ~~~

とても

「おじいちゃん」には見えませんわ。

お孫さんの千之助くんに稽古をつけている映像を

目を細めてみる様子は

優しいおじいちゃん、そのものなのだけど、

「なんで孫ばっかりアップになって私が映らんの?気に入らんな~(笑)」という言葉は

さすが孫もライバル、映ってなんぼの役者魂だな~と思いました

 

4月は国立劇場での

鶴屋南北の「絵本合法衢(えほんがっぽうがつじ)」

悪の華、しかも二役を演じるそうだ。

 

先代の仁左衛門さんが「徹子」に出演されたときの

VTRも流れた。

仕草や台詞が柔らかでほんとに味わい深くて・・・

その足跡を記録した「片岡仁左衛門」という映画、見たい~~

 

そうそう、25日(日)の夜、

BS朝日で現仁左衛門さんの特集番組があるんですって!!

それこそ奥様との宮崎新婚旅行思い出旅、お孫さんとの舞台など、

盛りだくさんみたいです。

ファンには待ち遠しい番組ですね!!妬けますけどね!

●BS朝日 「片岡仁左衛門の魅力


夏木マリの「カーネーション」

2012年03月18日 | ★TV番組

朝っぱらから

すんごいドラ(ダミ)声!と思ったら

 

NHK朝ドラに 夏木マリが出ているんですね!

 

しかも関西弁(岸和田弁)という高いハードル、

しかもアイラインほとんど無しの老け役! 

しかも主役だから台詞がいっぱいある(爆)

 

これまでの非日常系、お洒落系、

いい女的、妖婦的 妖怪的(爆爆)

キャラ総崩し、

夏木マリってこんなだったっけ?というくらい大幅変更の

すごいチャレンジ!

 

清盛同様

悪評がたっているみたいだけど、

そんなに言われると

朝ドラを見ない人でも

かえって見たくなってしまいますよね。

最も新しい宣伝方法といえるかも!!