邦画ブラボー

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「乾いて候」

2008年12月24日 | ★ぐっとくる時代劇

久々に
子連れ狼のコンビ、小池一夫と小島剛夕の原作、
傑作時代劇「乾いて候」(1984年)を見た。

主人公腕下主税(かいなげもんど)を演じる
田村正和の他に田村高廣(アニキ)田村亮(弟)も共演している、
今見ると夢のようなドラマ。
三兄弟、共に甲乙つけがたい立派な容貌だ。
さすが、阪妻の遺児たち!

着流し、総髪の超二枚目が似合う役者ってなかなかいません。
へたすると
ギャグになってしまう役どころを
完全に「二の線」で通してくれるところが嬉しい。
どうせ私を騙すなら騙し続けて欲しかった~~♪
騙し続けてくれる俳優がいい。

これ舞台で見ようと思っていて見損なったんですよ。

先日、正和10年ぶりの時代劇とかの
「忠臣蔵・音無しの剣」をちらっとみたが、
ちょっと若作りが苦しかった。
田村正和でも年は取るのだなあ。
しかし
すっくと立ったらこっちのもの。
立ち居振る舞いはやっぱり狂四郎、
腕下主税を彷彿とさせる流麗なものであった!

「よっ!にっぽんイチ!」
と、声をかけたくなるような
役者さんもそういない。

もっと時代劇やって欲しいです!

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