邦画ブラボー

おすすめ邦画(日本映画)のブログ。アイウエオ順(●印)とジャンル分け(★印)の両方で記事検索可能!歌舞伎、ドラマ感想も。

「かもめ食堂」

2007年09月19日 | ★人生色々な映画
昨今石を投げれば当たる言葉に
「癒し」がある。
安倍首相もアロマキャンドルがお好きだとか・・
優しさを求める人、癒されたい人が多い世の中なのですねえ。

そんなもん何処行ったって無いぞなどと
イジワルを言ってはいけません。

日本ではなく、ゆったりとした空気が流れている?
フィンランドが舞台ってところがへそ、ではなくミソ。

雑誌のページをめくるように「可愛い」雑貨や
カラフルな北欧プリントが目を楽しませてくれる。
この映画が北欧ブームに火をつけたとか。
色が綺麗~と思ったらカメラは日本人では無いのであった。

女の子の憧れ、お店屋さんごっこみたい。
人生のペーソスもちょこっと味付けして。
締めくくりの歌は井上陽水で、みごとに脱力一貫した
ファンタジー。

登場人物は何故異国で食堂を営んでいるのか、

問うような映画ではありません。
なんとなく働くようになった二人の女の素性や過去はいったい?
「かもめ食堂」は
「傷ついたかもめが癒し合う食堂」なのではないだろうか?

誰もそんなこと聞きはしないのである。
聞かぬことも優しさと癒しなのであると言う方向。

ただまったりと流れる時間と空気を楽しむのである。

それにしても見事に男の匂いがしない三人なのである!!


2006年 監督 荻上直子
脚本 荻上直子
出演者 小林聡美 片桐はいり もたいまさこ
ヤルッコ・ニエミ マルック・ペルトラ
音楽 近藤達郎
撮影 トゥオモ・ヴィルタネン

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「天国と地獄」ちょっとだけ

2007年09月09日 | ★TV番組
テレビドラマ『天国と地獄』を少しだけ見た。

時代性を考えてか
犯人の動機が黒澤版とは違っているのね。

しかしそれでは「天国と地獄」ではないのではないか、
と思ってしまった。

阿部ちゃん、よかったですけどね。(贔屓)

今日は「生きる」だそうだ。

これをあえてやろうとする
松本幸四郎に注目したい。
「みつお・・みつお・・」

しかし今なぜ黒澤リメイク流行りなのだろうか??
そのことに一番興味が湧く。

昨日は久々に「七人の侍」を見たもんね。
三船敏郎のテンションにアドレナリンが沸き立った。
左卜全の超人的たたずまいにも興奮。

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