邦画ブラボー

おすすめ邦画(日本映画)のブログ。アイウエオ順(●印)とジャンル分け(★印)の両方で記事検索可能!歌舞伎、ドラマ感想も。

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「女優」

2005-04-29 | ★読書
神保町に行ってきました。

ずっと前から欲しかった
篠山紀信「女優」(廃刊)という写真集を見つけ
飛びつくも、状態がイマイチだったので
泣いて(嘘です)帰ってきました。

あきらめたのは今回が2度目です。
前は値段が高くて二の足を踏んだけど、今思うと買っとけばよかった!

鰐淵晴子、三田佳子、太地喜和子、
浅丘ルリ子、大原麗子、岸恵子、木の実ナナ、岩下志麻、加賀まり子

という女優さんたちが様々な女に扮し、「役」を演じている。

キャプションがまたよい。

例えば・・
加賀まり子 役柄:鳩の街あたりの、少し風変わりな娼婦。

岩下志麻:美しいがゆえに、幽閉されている女。

鰐淵晴子:異郷で日本をしのび、強い酒なぞ飲む女・・・などなど。

衣装といい、メイクといいポーズといい、とにかくいい!
信じられないほど妖しく美しい写真集です。

今、買わなかったことをまたまた激しく後悔している。

"廉価で"再販しておくれ~~~
集英社「日本の美シリーズ現代日本写真全集」のうちの一冊です。

こちらのサイトでどんなにすごい写真集かがちょっとだけ見られますヨ。


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「憲兵とバラバラ死美人」

2005-04-28 | ★恐怖!な映画
「憲兵」「バラバラ」「死美人」というインパクトのある言葉
をくっつけた心憎い新東宝の企画。

題名ほどグロテスクな描写は無いので(?)
安心して見られます。

匂いをおかずにご飯を食べるような
想像力をそそられる映画である。

憲兵=恐い=拷問 などという単刀直入な連想、
死美人・井戸・バラバラ・白骨=気持ち悪い・・
という我々のストレートな期待もそこそこ裏切らず(?)楽しませてくれる。

犯人が捕まらず行き詰った中山昭二(小坂憲兵)が
机に置かれた髑髏に向かって「あなたは誰にやられたんですか?」と
しみじみと聞くシーンが可笑しい。
これみよがしの人体模型がおかれた部屋もなかなかです。

この頃「新東宝」の看板俳優でもあった天知茂がここでも登場。(拷問されてました)
晩年のニヒルな顔とはまた違う趣き。

1957年 並木鏡太郎監督作品 脚本 杉本彰 製作 大蔵貢

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今夜「幕末太陽傳」!

2005-04-25 | 日々の泡
おはようございます。

と、新聞を開いたら

なんと!
今晩BS2で川島雄三監督の名作
「幕末太陽傳」が放送されるではないか!!!

ぜひ録画して見てね。元気が出ますよ。

私も忘れないようにしなくっちゃ!!!!!

午後8:00から~~

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TV時代劇の殺陣いろいろ

2005-04-23 | ★TV番組
柳生十兵衛と水戸黄門・・

久々に「水戸黄門」『再放送』(佐野浅夫版)を見た。
助さん(あおい輝彦)は
剣の達人だそうだが、よく見ると相手を本当に切ってはいない。
全部ミネウチだった!

そして格さん(伊吹吾郎)は全部「素手」!で戦っていて、
それはそれはみごとな拳さばきであった!

金曜時代劇・
村上弘明主演「柳生十兵衛七番勝負」も見た。

徳川幕府安泰のために隠密となり、諸国を巡り
怪しいものをばっさばっさと斬っていく柳生十兵衛。

演出の方の言葉によると、「残虐な事件が頻発する現代に
視聴者に「痛い」と感じてもらう「痛みのある殺陣」を心がけている」とか。

なるほど、斬られた侍、痛そうだった。(偶然にも伊吹吾郎)

・・苦悩しながら人を斬る十兵衛。

「斬りたいから斬るのだ」と言い放つ、
どこかの誰かさんとは大違いだ。
(「大菩薩峠」の机竜之介です。)

十兵衛の姿は黒尽くめ、それに異様な殺気がみなぎる大男。
道を歩いているだけでも人がよけて通りそうだ。
隠密バレバレ。
時代劇だけど今風なテイストがあると思った。

柳生十兵衛といえば千葉真一の当たり役
(「魔界転生」、「柳生一族の陰謀」など)だが、
今度「宮本武蔵」役でゲスト出演するらしい。

エンディングテーマ:「戦い続ける男達へ」(歌・松田優作)

原作 津本陽 
脚本 池田政之
殺陣 久世浩
制作統括:古川法一郎
演出:長沖渉 大原拓 小林大児

関係ないけど、毒を盛られた場合
必ず金魚鉢の金魚が「毒味役」させられてますね。

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日活Tシャツ

2005-04-21 | 日々の泡
小林旭がマスコミに頻繁に露出していると思ったら
今年は50周年記念らしい。

先日も歌番組に出演しているのを見たばかり。
その声量の豊かさと歌のうまさにいまさらながら驚いた。
マイトガイといわれてはや50年!66歳とはとても思えない。

「自動車唱歌」!

日活のHPをのぞいてみたら
小林旭グッズを始め、色々楽しいアイテムが販売されていた!
「錆びたナイフ」提灯!もなかなか。

極めつけは
日活映画タイトル入りTシャツ。
「嵐を呼ぶ男」、
「俺にさわると危ないぜ」「堂堂たる人生」
の3種類が発売されている。

日活映画はタイトルがカッコイイんだから、
どうせなら色々発売して欲しい。

「俺は待ってるぜ」「明日は明日の風が吹く」なんかもいいじゃない。

「泣かせるぜ」とか「霧笛が俺を呼んでいる」
「東京の暴れん坊」、など
と背中に書かれていても面白い。

変わったところでは
「明日晴れるか」などもいいと思うし、
「泥だらけの純情」もカッコイイ。

「危ないことなら銭になる」なんていうのもぎょっとしてはっとする。

意味不明のロゴを並べただけのTシャツよりも、インパクトがある!
ただし恥ずかしがらずに堂々と着るのがポイントか?
そしてあくまでもお洒落に着こなしたいものです。

へたすると・・・・この危さ、際どさがオシャレ?

以前何人かのアメリカ人に
「日本人はとんでもないことが書かれているTシャツを
着ていて可笑しい。」と冷笑され、
悔しい思いをしたことがあった。

NYでは漢字が流行っているとか。

渋谷で、黒地に白ででっかく縦書きで「貧乏」
書かれたTシャツを着た白人を見かけたことがある。

映画タイトルTシャツを着て街を闊歩し、
ガイジンさんたちの目を釘付けにしてください。

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2005-04-19 | 日々の泡
今年も花見らしい花見には出かけていない。
が、わざわざ出かけなくてもあちこちに花は咲き乱れている。

私は「団子より花」派。
花がない人生は寂しい。

気分が落ち込む時は花を植えることにしている。
健気に頭を持ち上げ美しく咲いている花々を見ていると嫌なことも忘れる。

これ、おすすめです。

小説「破獄」の中でも囚人に花壇を作らせる話が出てきた。
私は囚人ではありませんけど念のため。

「細雪」の花見シーンは見事だった。
蒔岡家の姉妹は花に劣らず美しかった。

「桜の森の満開の下」(岩下志麻・若山富三郎)は
恐ろしくも妖しい物語でした。

花吹雪の中を走る白馬は「義経」のタイトルバックに登場する。

咲き誇る花々を見ながらとりとめもなく続く妄想・・

まさに、"さまざまなこと思ひ出す桜かな"(芭蕉)。

桜吹雪といえば、
「八つ墓村」の多治見要蔵(山崎努)も
満開の花の下を走っていた!

美しい花の中を全力疾走する鬼。
このコントラスト、対比がものすごい効果を生み出していた。

その姿をもう一度見たいような見たくないような。
日本映画史上に残る名場面だとは思う。

桜並木を見るとぶるっと震えがくるのはそんなわけなのです。

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「破獄」原作本

2005-04-17 | ★読書
先日見たNHKドラマアーカイブの原作
「破獄」の原作を読んだ。吉村昭作

どうしても主人公の佐久間清太郎に緒方拳がかぶる。

時代背景の説明を随所に入れ、
当時の刑務所の様子や看守の待遇などにも詳しく触れてあった。

そして、アメリカの読み物などにはよくあるように
数字が沢山登場するのも特徴的。

その詳細な記述によって
あたかもルポルタージュのような趣も感じさせる。

ドラマで描かれなかった部分で面白かったのは、
だんだん看守たちが佐久間を恐れ、
うとましく思うようになっていったというくだり。

規則に反してふとんにもぐって寝る佐久間を注意すると
「そんなこと言っていいんですか。
あなたが当直の日に脱走しますよ。家族がどうなってもいいのか」と凄まれ、
心理的に屈服してしまう。

護送する際の異常なほどの物々しい警備の様子。
看守たちの緊張がひしひしと伝わってくる。

なんていったって
脱獄不可能といわれた刑務所から4回も脱獄した男。
その超人的な能力は人知を超えているかのようで、不気味だ。

佐久間の気持ちをやわらげようと
小鳥を飼わせるというエピソードは
ちょっと出来すぎな話という気がした。

が、冒頭から最後まで一気に読みたくなる。ドラマと同じく熱中!

お風呂で読んでいてついつい読みふけり気分が悪くなってしまった。

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「地獄」

2005-04-15 | ★恐怖!な映画
これは・・・・
楳図かずお先生のギャグをお借りするならば、
ギョエ~!・・である。

昭和のトンデモ映画シリーズその1。
(その後シリーズが続くかは未定)

みなさんご存知の「地獄」。地獄に堕ちたらどうなるでしょう?
あまり考えたくないテーマですが
怖いもの見たさの方はどうぞ。これは中川信夫監督版。

タイトルバックになぜか女性のヌード??
最初から地獄の有様が描かれているわけではなく、まず
登場人物の現世でのいざこざ、過ち、その他もろもろが描かれる。

とにかくみんなみんな死んでしまう。
そのバタバタぶりは見事で、最後は一気!です。

あっけにとられる。

生きているうちから亡者のようなルックスの人たちも大勢出演。

そして彼らが地獄に落ちて再会。
恐ろしい地獄めぐりの始まり始まり・・・というストーリー展開。

主人公にまだうら若い天知茂。恋人に三ツ矢歌子、
天知につきまとう悪魔のような友人に沼田曜一
この人は独特の台詞回しで知られ、
ヒロシマの悲劇の語り部として全国を回っている方です。
久々にお顔を見たが、顔、声共にやはりインパクト大。

天知は前世の罪を悔いて謝ってばかりいる善玉学生。
反対の悪玉人間が沼田なのである。

閻魔大王はすごい隈取のアラカン(嵐寛十郎)。

亡者たちは現世の過ちを何度も何度も何度も繰り返し体験する。
嫌なことばかりを追体験させるのは
心理学でいうところの退行催眠、前世療法にも似ているような・・・

目をそむけたくなるお仕置き場面なのに
笑ってしまうのはなぜ?
ちょっと遊園地のお化け屋敷のえげつなさや
蝋人形館のエグ味を彷彿とさせます。

あまりにもバレバレの仕掛けにしまいには大笑いしてしまいました。
観念的な描写もアリ、前衛的でもあった。
いきなり逆さまになったり斜めになったりする
斬新なカメラアングルにも驚いた。

ラストで主人公らの安らかな?死に顔が写される。
あの世では「地獄の苦しみ」を味わっているというのに、
みな静かに眠っているようでした。

製作はいわずと知れた新東宝。大蔵貢。
この人が製作した一連の怪談映画は大蔵怪談として一世を風靡?
日本の「ハマー・ホラー」と呼ばれたということは定かではない。

とにかく「憲兵とバラバラ死美人」「亡霊怪猫屋敷」とか
「人喰海女」などちょっとアレな作品も沢山製作していた。

どぎつい色彩の駄菓子のように食べだすと癖になります。

1960年中川信夫監督作品

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大菩薩峠「竜神の巻」

2005-04-12 | ★ぐっとくる時代劇映画
妖剣・音無しの構えの机竜之介(市川雷蔵)・・

人気を博した眠狂四郎シリーズはこの後に続くのだが
この机竜之介というのがとんでもない男。
尋常ではなく腕が立つ。
その剣は災いを生み出していき・・・そして
女は犯すわ、敵もそうでないものも情け容赦無く
斬り、斬り、斬りまくるわで
そのクレージーさは他の侍ヒーローの追従を許さない。

第一部のラストで己の犯した業深き過ち故に
遂に精神に異常をきたし
わはわはわははははははと半眼になり暴れ狂う狂之介
、ではなく竜之介が圧巻だった。

そして狂ったまんま
竜之介を仇と狙う若者(本郷功次郎)と
対決するところで第一部は終わった。

主人公が狂ってしまってはもはやこれまでだろうと思いきや・・
第二部「竜神の巻」ではけろりと
正気に戻りまたもや向かってくるものをばたばた斬っている!

だが、「何も見えん!」
アクシデントに巻き込まれて、両目がつぶれてしまうが
盲目になっても、というか
盲目になったがためによけいに凄味が増しているではないか!

その強さは人間離れしている。

あまりに強くて爽快。

この後、森一生監督がメガホンを取った「完結編」がある。

シリーズ三部作で特徴的なのが
ひとりで何役もこなしている中村玉緒の存在。
まさに輪廻転生を象徴しているかのよう。
竜之介の業の深さが、
悪夢のように何度も繰り返される出会いを作り出しているのか。
暗い空に竜神の滝。ドラマチックな音楽が盛り上げる。

市川雷蔵の凄艶な魅力が
狂気の男をすら、美しくみせる。

1960年 監督:三隅研次 原作 中里介山 脚本:衣笠貞之助 

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追悼野村芳太郎監督

2005-04-10 | 日々の泡
野村芳太郎監督が亡くなった

幼い頃に映画館で見てトラウマになった「五瓣の椿」
(思えばこの作品と、その少し後に見た小林正樹監督の
「怪談」で私の邦画好きは決定づけられたのかもしれません)

岩下志麻と桃井かおりのガチンコ勝負「疑惑」
(桃井かおりが演じた白河(鬼塚)球磨子は最高の悪女)
今でも時々夜明けに夢を見てうなされる「八つ墓村」
いわずとしれた名作「砂の器」
松本清張の世界を見事に映像化した「影の車」
「鬼畜」、などなど・・・おお!TBの記事を読ませていただき
「張り込み」という傑作も思い出した!

シリアスな作品ばかりでなく「拝啓天皇陛下様」など
喜劇も沢山撮られている。

うまい俳優さんをうまく使い抜群に面白い作品を作ってくれた。

追悼番組希望!

心からご冥福をお祈りいたします。

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