邦画ブラボー

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「砂の器」デジタルリマスター版

2021年01月10日 | ★人生色々な映画

 

「砂の器」を「日本映画専門チャンネル」

でフル再見し、

改めて今回 主人公の子供時代を演じた少年の演技に注目しました。

父親役、加藤嘉との別れのシーンは緒形拳ではなくても

もらい泣きです。

 

この子に一切台詞を言わせなかった野村芳太郎監督の演出は

素晴らしい。目が、哀しく鋭い眼差しがすべてを語っているんです。

 

加藤剛にも心の中を吐露する台詞は全くありません。

全て回想シーンと丹波哲郎の語り、そして音楽で表現されています。

 

この少年春田和秀君はその後・・?と調べてみたら

衝撃的なインタビュー記事をネットで見つけました。

中学3年で引退、そして子役だった華やかな(我々から見たら)過去を消すように

名前も平仮名に変えていたとか・・

 

椿三十郎、素浪人春夏秋冬、そして和賀英良もそうですけど

匿名 偽名を使うのには

その人にしかわからない理由があるものなのですね。

 

日本映画専門チャンネルにて

 

 

 

 

 


素浪人罷り通る 涙に消えた三日極楽

2021年01月08日 | ●面白かったTVドラマ

銘仙の端切れで座布団カバー作りました。

これもサスティナブルっていうのかな?

 

一都三県に緊急事態宣言が発令され、

不要不急の外出を避け

何かやってないかなと何げなく時代劇専門チャンネルを覗いたところ

三船敏郎に遭遇!

しかも石橋蓮司や宮下順子などの顔が画面に見え隠れし

私のセンサーがピピぴと反応しました。

 

「素浪人罷り通る 」は

昭和56年から58年にかけてフジテレビ系列で放送された

全6話の時代劇シリーズです。

 

放送されていたのは「涙に消えた三日極楽」

 

怪しい男たちに追われる少女(杉田かおる)と

謎の素性の浪人(三船敏郎)、

ごろつき(下条アトム)、流れ者の酒浸りの女(宮下順子)

脛に傷がある者たちがふとしたことから

つかの間の共同生活を始めることに。

 

娘っ子にあたかも父親のように慕われ

まんざらでもない素浪人・・・甲斐甲斐しく働くやさぐれ女とゴロツキ男・・

でもそんな幸せは長く続きませんでした・・

やはり素浪人が凄腕をふるう時が来てしまいます・・・

といったストーリーなのですが

杉田かおるの吹き出物ぽつぽつのほっぺ、躍動感のあるふっくらした脚

ぱんぱんの顔がリアリティを生み・・(誉め言葉)

やはりこの方は天性の役者なのだなと思うシーンが多々ありました。

 

それと宮下順子は色っぽいのはもちろんのこと、表情に哀愁があって

こんな人が一人でお酒を飲んでいたらどっきりですよね。

 

三船敏郎は、「その後の椿三十郎」という感じ。

ほっこりしてからの哀愁。

 

椿三十郎との共通点は

匿名で活動していること。

 

この素浪人も「春夏秋冬」なんて言ってます。ふざけてますよね(;'∀')

なぜ人は匿名を使うのでしょうか・・

プライバシー保護?後ろ暗いことがあるから?

自分ではないものを装いたいから???

 

興味深いテーマです・・・・あっブラボーも・・でした!(;'∀')

 

時代劇専門チャンネルさんへ

時代劇。癒されます。これからも宜しくお願いします。