邦画ブラボー

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松本清張の「最後の自画像」

2006-08-04 | ★人生色々な映画
松本清張の傑作ドラマシリーズ。
大人のドラマです。

まもなく定年を迎えようとしている平凡なサラリーマンが突然姿を消す。
男には愛人がいた。

ゴーギャンの絵をたくみに絡めて
男の心理を初老の刑事が追っていくストーリー。

短編なのに
登場人物すべての肉付けが見事にきまっている。
と、思ったら脚本は向田邦子だった。
やっぱり~
演出は和田勉。

男は物語全体に影を落とす(山内明)、
その妻(加藤治子)、
幸薄い愛人(いしだあゆみ
青い刑事(目黒祐樹)、
男の気持ちに自分を重ねるシニア刑事(内藤武敏)、
場末のスナックの女(吉行和子)、
年下のヒモ男(林ゆたか)。

登場人物全員が主役になれる。

夜の街をさまよういしだあゆみは
ジャンヌ・モローのようだし、
夫に女がいたことをしらされた加藤治子が
それまでの冷たい顔から一転!
化粧水の瓶を壁にたたきつけ、
号泣するところなどメリハリが効いてます

和田勉の演出には高揚感がある。
ダレない。女を見せるのも上手い。

清張さんは聞き込みに行った家の
「爺さん」に扮している。
乙羽信子もちらりと出てます。

キャストも抜群にはまっていて引き込まれた。

*映画の中のイイおんな*
いしだあゆみ:ほっそりとしたからだに
アンニュイなまなざし、和製ジャンヌモローと
誰か言ったか言わないかは知りませんが
人生の裏街道を歩く女にぴったりはまっていて
棲息地は都会の隅の「アパート」という感じです。

静かな役か?と思っても
突然大声で叫んだりと、「ふいをついた」リアルな演技をされるので
かなり目が離せません。私は要注意人物と見ています。

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