邦画ブラボー

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鶏肉のピカタの興奮

2015年11月18日 | ★TV番組

昨日に続いて、

お料理についての記事です。

 

と言いますのも

昨日の鮫島正樹先生のレシピ

「鶏肉のピカタ」を早速作ってみたところ、

抜群に美味しかったので

その感動を書かずにはいられなかったのです。

 

私なりにちょっとアレンジしたところは、

鶏ささみではなく胸肉

(自家製塩麹;きょうの料理で見て以来、かかしたことがない調味料

で昨日から漬けてあった)を使用したのと、

ソースに、レモンでなく、同じく自家製の塩レモン(これもかかせない:重宝してます)を使ったことくらいですかね。

 

今回も目からうろこ情報が満載のレシピでした。

 

まず、半信半疑で

お肉をこんにゃくみたいに手綱にしてみたんですが

先生がおっしゃていたとおり衣がしっかり絡み、

ジューシーでぷりぷりとした食感が!

 

衣には

強力粉に卵を合わせる新技も香ばしさを引き出してました!

焼き方は、弱火で、触らずにじっくり焼いてからひっくり返すといいみたい。

フレッシュトマトで作ったソースが爽やかにマッチして、

今まで味わったことが無い、

贅沢な家庭料理が出来上がりましたのでございます!!

 

手軽な材料で、

数ランクアップの味わいが

鮫島レシピの醍醐味だと確信しました。

ヘルシーですしね!

 

医者もそうですが、

料理研究家も、ほんとに信じられる人に身をゆだねたいですね 爆

 

詳しい作り方は

こちらをどうぞ。 明日の晩御飯におすすめです。

 

「NHKきょうの料理」での興奮


鮫島正樹先生再び:きょうの料理

2015年11月17日 | ★TV番組

秋も深まり

心も体も温まるお料理が恋しい今日この頃ですね。

味噌汁 ご飯党の私が

たまにはシャレた洋風料理を作ってみたいなあと

思うのもこの季節です。

 

日本映画好きが一番に贔屓したいのは、

井上梅次監督と、

日本のクレオパトラ、楊貴妃、卑弥呼、

エリサべステーラー??

月丘夢路様のご令嬢である

井上絵美さんのお料理!

この方のお料理はとにかくお洒落。うっとりするような盛り付け、

洗練されたテーブルコーディネイトが素敵です。

時々ブログを拝見すると、

バースディパーティなどでの

月丘さんの華麗なお姿を見ることができるので、ファンとしては嬉しい。

90歳を超え、お元気そう。

お母様に似てお美しいお嬢様共々、

きっと、まずいものは一切お口に入れたことが無い方々と推察いたします。

 

そして日本の洋風料理の草分けといえば

われらがマッキー

鮫島正樹先生を忘れてはいけませんね!

最近はシニアに優しいヘルシーレシピを

次々と発表しておられるのが嬉しい。

テレビをたまたま見たら

なんと「きょうの料理」に出演されていた!

今回の放送も

「鶏ささ身ピカタ&ガーリックソテー」

鶏ささ身ときのこのクリーム煮」

と 字面からにじんでくる高タンパク、低カロリー感。

たたずまいも端正なら

お料理も美しくて整然としています。

包丁もスッパリとキレそうです (^_^;)

何もかもが磨き抜かれた台所に立っていそう。

 

そして私が尊敬してやまないのは

人がやらないことをやる!からです。

 

しかもとびきり美味しい!

以前ハンバーグに

パン粉じゃなくて

トーストした食パンを加えていたのを真似してみたら、

香ばしくて大変美味しく

以来信奉者となりました。

卵無しのハンバーグというのも

おそるおそる作ってみたら、美味で驚きました。

 

このたびも

鶏ささみを、手綱っていうんですか、

おせちのこんにゃくみたいにねじっていた!(+o+)

これも絶対真似してみようと思いました。

カメラ目線がさらり爽やかで、あっけらかんとしているところも好きですね~~(^.^)

 

 

 

 

 


「チロルの挽歌」

2015年11月16日 | ●面白かったTVドラマ

なぜ「赤い橋」にたどり着いたかといいますと、

そもそもの発端は

高倉健主演のテレビドラマ「チロルの挽歌」でした。

 

そこで「挽歌」にひっかかり・・・ 北原ミレイの「石狩挽歌」へ→ 「懺悔の値打ちも無い」

→ 刃物系 → 「かもめ」の歌詞 → 浅川マキ → 「赤い橋」とまあそうなったわけです。

 

「チロルの挽歌」は山田太一脚本の1992年に放送されたドラマで、

北海道芦別市が舞台になっています。

 

健さんには珍しく、女房(大原麗子)に出て行かれた男、という役柄を演じているのが

興味深かった。過疎化した町起こしに奮闘する市長役の

河原崎長一郎が珠玉の演技を見せるかと思えば、

頑固な牧場主役の岡田英次も役者魂を見せてくれる。

ユーモラスで、スパイス的な役割の金子信雄と、

芸達者が揃ったドラマでした。

そして大原麗子と駆け落ちする男がなんと

杉浦直樹なんですから、見る前から期待していました。

山田太一の脚本は、それぞれのキャラをうまく引き出し、

北海道の小さな町を舞台に絶妙に絡み合わせます。

どうなるんだろうと最後まで

ひっぱるところもさすがです。

 

大原麗子が、生涯のベストワンの作品だと自負していたそうなのも

納得。

彼女の役柄は、まるで大原麗子そのもの?のような強い女で、

不倫・駆け落ち(しかも夫の知り合い)・娘も捨て:失踪 したのにも

かかわらず、夫に見つかっても開き直って堂々としています 

「私だって、すみませんばっかりじゃないんだから。私も言いたいこといっぱいあるんだから」

と、「無口で男らしくていい人だけど、女の気持ちがわからない夫」をなじります。

しまいには「(高倉も杉浦も)どっちも好き!うまくやっていけないでしょうか!」

と、

登場人物そろった場所で公然と言い放つではありませんか!

どっちとも別れたくないなんて

普通だったらわがままで身勝手で小悪魔どころか大悪魔です 爆

 

でも

大原麗子に微笑まれると

捨てられた娘でさえもにっこりしてしまうのです。

 

あっけにとられたのは私だけではありますまい。

 

高倉健は、

女房に再び振り向いてもらうため、

自分を変えようと努力します。

泣けます。

 

大原麗子だから成り立つドラマ、

健さんだから納得できる、ドラマだと思いました。

ちょっとファンタジーが

入ってるところも山田太一らしい、作品でした。

 

最後のシーンでは

今まで見たことない

アルプスの青年健さんを見られる貴重な作品です。

日本映画専門チャンネルにて