邦画ブラボー

おすすめ邦画(日本映画)のブログ。アイウエオ順(●印)とジャンル分け(★印)の両方で記事検索可能!歌舞伎、ドラマ感想も。

広告

※このエリアは、60日間投稿が無い場合に表示されます。記事を投稿すると、表示されなくなります。

「大つごもり」2009年版

2009-12-31 | 日々の泡
いよいよ2009年も終わりに近づいて参りましたね!
妙にはりきっているのは
今日は一年に一度
大好きなおせち作りが思いっきり出来るからなのです!

大晦日というと
皆さんは何を思い浮かべられるでしょうか??

私はなんといっても樋口一葉原作:
今井正が監督した「にごりえ」の中の「大つごもり」ですね!

大店で働く心優しい女中おみね(久我美子)が
窮地に追い込まれる様はサスペンスタッチで引き込まれます。
活き活きと描写された明治の大晦日の様子にも目を奪われます。

古めかしく、粋な言葉遣いも素敵!脚本は水木洋子・井手俊郎

「にごりえ」は他に
黒紋付長羽織がよく似合う丹阿弥谷津子主演の「十三夜」
(車夫役の芥川比呂志が最高!)、
淡島千景(お力)の鮮烈な美しさが心に残る「にごりえ」
(嫉妬に狂う杉村春子と宮口精二のストーカーぶりが怖い)が収録された、
珠玉のオムニバスです。

大晦日といえば
久世さんが演出した向田邦子ドラマも
晦日から正月にかけた戦前の情景を愛情こめて描いていますね。

さあ、私も
「とんかつ一代」のテーマを聞きながらおせち作りを再開します!

皆様におかれましては
今年最後の日を何卒お健やかにお過ごしくださいませ。

そして良いお年をお迎えください!

ブログランキングへ応援オネガイシマス

コメント

年忘れ新選組大掃除

2009-12-29 | 日々の泡
鶴田浩二版「新選組」は

滅びの美学に彩られていた。

そのテーマ曲にも

「誠」に生きて死んだ男たちの生き様がこめられている。

ゆえに、これは大掃除にぴったりの唄である!(?)


いってみよう!

二番からです

 比叡おろしか 京嵐    
誠一字に 花と散る♪ 

(シュッシュッ!)
      
ますらおたちの雄叫び高く 

新撰組と 人は呼ぶ♪

(次!)

 月影冴えて 都路に ♪

(シュッシュッ!)


若き命は 火と燃ゆる

(サッサッ!)


加茂の流れを 段だら~染めて

明日は屍を晒すとも♪♪

(アゲイン!)

明日は屍を晒すともぉ~~(大合唱)

年末大掃除のガラス拭きも新選組のテーマと一緒なら
おおいにはかどるというものです・・ 

おすすめです 

作曲 渡辺岳夫
作詞 結束信二

★追記: youtube にオープニングテーマ曲を見つけました。

なんと再生回数10万超えている!

ブログランキングへ応援オネガイシマス

コメント (4)

歳の瀬となりました

2009-12-28 | 日々の泡
週末、
剪定に入った庭師さんのコンビは
まさに私好みのルックスだった。

と言っても
EXILEの誰それだとか
イ・ビョンホンとかブラッド・ピッドとか
ジョニーデップ似だ
というのではなく、

ひとりのおじさんは

「藤原釜足」にそっくり!!で

相方は
多々良純みたいな職人さんだったのである!

   

地下足袋が良く似合って、
二人ともいかにも腕が良さそう。
「これはいい年の締めくくりだわい」と
にんまりしてしまった。


藤原釜足
町工場のオヤジ、植木屋、
一杯飲み屋の主人等、どんな役を演じても
いつも演技をしていないかのようにリアルで
こんなおじさんいるいるいたいた・・と思わせてくれる。
(結婚式にも必ずひとり釜足さんがいる)
沢村貞子さんと昔結婚していたことは最近知った。

あの森繁さんが
無口な釜足さんに酒を飲ませ
なんとか演技のコツを教わろうとしたと言っていた。
結局「コツなんて無い」
「いい加減にやりゃあいいんだ」といわれたそうだけど、
森繁でさえあの自然な演技を盗もうとしたのだ。

「隠し砦の三悪人」「赤ひげ」
「旅役者」どれも良かったなァ・・・
先日見た「女の歴史」でも
高峰秀子の父親役で出ていた。飄々としていて
いかにも人が良さそうな、下町の親父・・

庭師の釜足さんと多々良さんは
実に良い仕事をしてくださり
庭は
正月を迎えるにふさわしく、こざっぱり!となった。

あ、そうそう。
鶴田浩二版「新選組」が先週末、ついに終わったんですよ。
なんのかんの言いながら
主題歌を空で歌えるほど(爆)
すっかり入り込んでいたため
ヒジョ~に、サビシィ~~ッ!(財津一郎風に)

ブログランキングへ応援オネガイシマス

コメント (2)

クリスマス・イヴは成瀬映画で

2009-12-24 | 日々の泡
今日はクリスマス・イヴですね。

クリスマスの映画というと
私は成瀬巳喜男の 「夫婦」を思い出します。
イヴで賑わう銀座の街を
三國連太郎と杉葉子が楽しそうに歩くシーンを。
53年にすでにこんなクリスマス風景があったのかと思うと
感慨深いです。

クリスマスといえば「チキン」。
簡単に作れてとっても美味しい
チキンのレモン風味グリルをお教えしますね。



材料は 鶏もも骨付き(骨が無くてもOK) 
レモン オリーブオイル だけ!

1レモン汁大匙2とオリーブオイル大匙3、それにすりおろしたレモンの皮一個分
を合わせ、鶏肉を1時間つけておく。

2 1にしっかり塩コショウをして、
フライパンかグリルで時々裏返しながらじっくり焼く。

と あら不思議!マリネしただけなのに
外はこんがり、中はふっくら。
レモンの風味が効いて、ソース無しでもびっくりするほど美味しいですよ!
簡単なのでぜひお試しあれ!

これに
美味しいパンとワインを買ってきて、
チーズの盛り合わせ、サラダまたはカルパッチョ、
簡単なスープをつければクリスマスディナーの出来上がり!
デザートは市販のアイスクリームにエスプレッソ(または
濃い目にいれたコーヒー)をかけた
即席アフォガードなどいかがでしょう?



画像は今年作ったリース。ドライハーブを使っています。

では楽しい一日を!

ブログランキングへ応援オネガイシマス
コメント (6)

「青葉繁れる」

2009-12-23 | ★痛快!な映画
東北の名門高校に通う
稔(丹波義隆 )、デコ(伊藤敏孝 )、ジャナリ(粕谷正治) は
勉強そっちのけで女の子のことばかり考えている。
頭の中は「あの事」ばっかりだ。そこへ
東京の日比谷高校から転校してきた俊介(草刈正雄)が仲間に加わり
4人は彼らのマドンナ ひろ子(秋吉久美子)に近づくために
演劇部に入るのだが・・

井上ひさしの同名小説。監督はコメディもすごい、岡本喜八

主人公の稔を演じているのは丹波哲郎の息子さん、義隆で
度の強い眼鏡をかけた顔は井上ひさしにそっくり。
ちょっとやりすぎくらいに身体を張って熱演している。

草刈正雄はモデルから俳優に転向した直後で
初々しく、まだ何にも染まっていない感じ。
突出したルックスがゴージャス過ぎて
日比谷高校にも
田舎の風景にもマッチしない・・
こんな高校生がいたら目立って目立って
近隣三県から見物人が来るでしょう。
大人っぽいなと思ったらこの時すでに22!
う~ん・・小池徹平みたいに小柄じゃないから
ちょっとキツイ。

マドンナ役の秋吉久美子は役とほぼ同年齢
18歳の可愛らしさで
ほとんど台詞が無いにもかかわらず、さすがのオーラを放っております。

東北の言葉を聞いているだけでも
ほんわか、暖かい気分になってくる。

進学校といえどものびのびした校風、
仙台の美しい自然(カメラは木村大作だあ)と
素朴な方言で癒されるぅ~~と
思いきや、
若さ爆発のノンストップ・ギャグに圧倒された。

最近、地方の高校生を主人公にした青春ものが何本か作られたけど
何か物足りなさを感じたのは
この時期特有の
ストレートな欲望が描かれていないためだったのか
と 煩悩だらけの三人を見ていて気づいた!

日本映画専門チャンネルにて
「娯楽のアルチザン:岡本喜八特集より」

1974年
監督 岡本喜八

原作 井上ひさし
脚本 小林俊一岡本喜八
撮影 木村大作
音楽 佐藤勝

ブログランキングへ応援オネガイシマス
コメント (4)   トラックバック (1)

「女の歴史」

2009-12-21 | ★人生色々な映画
成瀬巳喜男監督 高峰秀子主演、
題名ずばりの女一代記もの。

しっかり者の信子(高峰)は夫(宝田明)を戦争で亡くし、
女手ひとつで姑(賀原夏子)、ひとり息子を養っていた。

構成が面白い。
回想形式で筋が展開し、時間が交錯していくのだ。

この時代の女性の多くがそうだったように
信子の運命も散々だ。

空襲で肉親(藤原釜足・菅井きん)が
一夜にして死んでしまったり
信じていた夫に実は裏切られていたのを
戦死した後知ったり
必死に育てた息子(山崎努)は
好きな女(星由里子)と暮らすからとあっさり家を出て行ったり、

やってられな~~い!

くらいに踏んだり蹴ったり。

真面目な性格ゆえに
好意を寄せる男性(仲代達矢)の元へも飛び込んでいけない。
もちろん生活力のない姑を見捨てることも出来ない女性なのである。

面白いのは、
真正直な信子と、
いい加減だけどどこか憎めない姑(よく言えばプラス思考)の対照。
この姑の夫も、好きなことをした挙句芸者と心中してしまったのだが。

脚本は笠原良三。

男はジタバタした後
すぐ死んでしまい
女性は子を育てたくましく生きていく。

女は強い。
人生は皮肉だらけだ~~~!
何がいいか悪いか最後までわからない~~~~!

やってられないけどやっていくしかな~~い!

というようなメッセージを受け取りました。

このように妙味溢れる一代記を堪能できるのも大人の特権。

他に淡路恵子 加東大介、草笛光子、中北千枝子など豪華。

監督 成瀬巳喜男
脚本 笠原良三
撮影   安本淳
音楽  斎藤一郎
美術  中古智

ブログランキングへ応援オネガイシマス
コメント (8)

ピンク色のびんばふ

2009-12-18 | ★読書
熊井明子さん(熊井啓夫人)の本の中には
綺麗な言葉がちりばめられているのですが
その中でも一番好きな一節は
大正期に佐々木信綱に師事した美貌の歌人、片山廣子の言葉。

片山さんは思うように本を買ったり出来ない戦後の生活を
赤貧ほどではないから、

ピンク色のびんばふ」(貧乏)とよんだそうです。

その美しさの故か、堀辰雄の小説のモデルといわれており
あの芥川龍之介も彼女に憧れて詩をおくったとか、
また、ケルト文学の研究家でもあったそうです。
この人の世界にとても興味を惹かれました。

また
トルーマン・カポーティはいやな頭痛のことを
「頭の芯にはめこまれた不吉な宝石」、と表現した・・とか
島崎藤村が大正15年に作った「いろはがるた」には
「ゑ 笑顔(ゑがお)は光る」
「ほ 星まで高く飛べ」
「ら 蝋燭(らうそく)は静に燃え」など美しい言葉が入っている・・・・

というような楽しい話、美しい詩や歌が沢山、熊井さんの
「私の部屋のポプリ」には書いてあるのです。
挿絵は高柳佐和子さん。

五所平之助監督

「花明り相聞の歌石に冷え」

という俳句も紹介されています。
五所監督って俳人としても有名だったんですね!

熊井さんの文章もポプリのように芳しくて
読んでいるとうっとりとしてしまいます。
本当の幸せとは?と
考えさせてくれる本でもあります・・・

先日読んだ
エッセイ「人はなぜ薔薇を愛するのか」も、
薔薇好きとしてはぜひ手元に置きたい本・・と思って
今日も渋谷のブックファーストで探してみたけど
他の本も含めて
一冊も在庫無しだった!
前にも書いたのだけど
どうしてこんな素敵な本が無いのかしら???

ブログランキングへ応援オネガイシマス
コメント (4)

熊井明子さんの本

2009-12-17 | ★読書
図書館の棚で見つけた
熊井明子さんの
「私の部屋のポプリ」そして
「シェークスピアのハーブ」読了。

香り立つ花びらが散りばめられたようなエッセイは
どの章も切り取って箱に入れリボンをかけてしまっておきたいほど。

熊井さんはあの「海と毒薬」「ひかりごけ」
などの熊井啓監督の奥さまなのでありますが、
人間や社会の暗部を切り開くようなダンナ様の作風とは全く異なる、
美しくたおやかな世界をお持ちです。
このお二人が夫婦であることは興味深い。

本を購入したくて書店をまわったけど何処も在庫無し。
こんな素敵な本がどうして売って無いのかしら??

余韻をひきずりながらテレビをつけたら
東野英冶郎版水戸黄門
助さん(里見浩太郎)と
角さん(横内正)の入浴場面

なんと!

狭い湯船に助さん格さんが二人で入っていて
思わず目をみはってしまった!

由美かおるの入浴シーンのルーツ??

ブログランキングへ応援オネガイシマス
コメント

私の好きな雑誌「giorni」:ジョルニ

2009-12-16 | ★読書
皆様はいつも買っている雑誌ってありますか?

ここ数年
女性誌がわんさか出て(は消えている)いるのにもかかわらず、
欲しい本が見当たらなかったのですが
最近「これ!」と思ったお気に入りが見つかりました。

それは
giorni」(実業之日本社)です。
giorni (ジョルニ)とは
イタリア語で「日々」という意味を持つとか。

「特別でなくても満たされている“ふだん“:
ふだんをお洒落に 私の上質な暮らし」

というコンセプトに共感!

今書店に並んでいるのはVOL.4で
長い冬を心豊かに暮らす「北欧の暮らし」がテーマ。

表紙をめくると、思わずう~~んとうなってしまう
北欧のクリエーター達の素敵な暮らしぶりが目に飛び込みます。
色使いが日本のそれとはまるで違っていて、
真似したいアイディアも一杯!

毎号 選び抜かれた
世界中の素敵な暮らしをしているクリエーターが登場・・
そして
彼らに負けていない日本の方々のインテリアも紹介されていて参考になります。

創刊号のNY特集、
前号のパリ特集も素晴らしかった!
すごい取材力と目利き!。
そして心意気を感じます。

流行に左右されない、
自分の価値観を持った海外の方々の暮らしは大いに見習いたいです。

「手作りページ」も充実していて
NY在住のチャーミングなデザイナー、
ロッタ・ヤンスドッター(通称ロッタさん)の
目からうろこのハンドメイド作品も毎号楽しみ。
こういう方って、今までマーサ・スチュワートくらいで
あまり紹介してくれる媒体が無かったのでとても新鮮。
作品も素晴らしいけど、ファッションと暮らしもステキ!

ハイセンスかつ美しい色使いで大人気のニット作家、
村林和子先生の「ひだまりで手づくり」も、
手芸好きが泣いて喜ぶページ。
手軽に作れて
しかも人にみせびらかしたくなるような、
自慢の一品が必ず出来ます。
今号のベレー帽も絶対編みたい!次号の作品がすでに楽しみ。

自慢の一品といえば
お料理ページも
早速作ってみたいような洒落たレシピと献立が並んでいます。

この季節は毎年パーティーメニューに悩んで
同じような料理本をついつい何冊も買ったりするのだけど
今年はこれ一冊で足りそう。
美味しそうなフィナンシェも作ってみるぞ~~!

本を閉じながら

やっぱり、ふだんが大事!

毎日毎日の積み重ねがその人を作るんだな~あ

流行やら物欲に振り回されない暮らしをするのだ!



何かふつふつと熱いものが
湧き上がり
元気になってくるような本なのです!

執筆陣も今をときめく方々なのでエッセイなど読み物も
読み応えがあり、隅から隅まで楽しめる本ですが
「着物」が、今のところ出てきていないのが唯一の不満かな。

そういえばこの本は

あの
「少女にこそ本物を」の

少女の友」と同じ
実業之日本社さんから出ているのです。
やっぱり志の高さに共通点を感じますねえ!!

次号のロンドン特集も楽しみ!

ブログランキングへ応援オネガイシマス
コメント

「新選組」鶴田浩二局長版

2009-12-14 | ●面白かったTVドラマ
「燃えよ剣」の熱狂が醒めないうちに
「時代劇専門チャンネル」では
「新選組」が始まった。

同じく結束信二が脚本を書いているが
一番の特徴は土方歳三が主役だった「燃えよ・・」とは異なり
鶴田浩二が演じる近藤勇が完全無欠のヒーローとして
大々的に前に前に出ていること。

大スター鶴田浩二が
あからさまに
美味しいところを全部もっていっている。

例えば血気はやった
土方(栗塚旭)が

「・・クンを処分しよう」と言えば

スッパリと

「いやその必要は無い」と言い、

「今すぐ・・を斬ろう」(土方)と意気込めば

厳かに
「いや私は反対だ」・・と反論し、

土方が「みんなで斬りこむ!」と目を剥けば

「私ひとりで十分だ」と静かに諭すという具合に

栗塚土方、形無し!
無残!

土方歳三は面目丸つぶれで、
剥いた目のやり場に困り、
あらぬ方向を睨むか
むっつりと目を閉じて横を向くかどっちかである。
ひど~い。
心なしかメイクも冴えないし。

そして当然のことながら、結果的に近藤の判断はいつも正しい。

さらにチャンバラの見せ場も毎回あって
必ず近藤自らが剣を振るい、バッタバッタと敵を斬り倒すのだ。

このシリーズは、
隊士として日下武史待田京介! 河原崎長一郎、伊吹吾郎、
沖田総司には有川博。さらに左右田一平、「明治一代女」の田崎潤、
密偵山崎に山城新伍 

ゲストには成田三樹夫、村井国男、
などが登場するなど、キャストが超豪華。
見るからにお金かかってるぅ~~なのである。

一話完結のドラマも、
ほろっとするエピソードがはさまれていて毎回見ごたえがある。
屯所の前に店を開いている
新選組嫌いのうどん屋のがんこ親父など、
キャラ設定も巧みでいいアクセント。

「燃えよ・・」を頭から切り離して、
鶴田局長に身をゆだねれば
最高に心地よく酔えるかもしれない!栗ちゃん、ごめんね!

ブログランキングへ応援オネガイシマス
コメント