邦画ブラボー

おすすめ邦画(日本映画)のブログ。アイウエオ順(●印)とジャンル分け(★印)の両方で記事検索可能!歌舞伎、ドラマ感想も。

「こんにちは、母さん」(3)

2007年06月10日 | ★TV番組
バタバタしていて
うっかり録画するのを忘れていた!

かろうじて最後の部分だけ見ることが出来た。

児玉清が興奮して
電話口で叫んでいるうちに倒れる!

それまでビシっと締まっていた顔が
一瞬はっとした表情の後
見事にだらっと緩んで
遂に
ただならぬ表情にと変わっていく。

受話器は畳に転がるのである。

演出が上手いというか
児玉さんのきめ細かい演技にうなった。

熟練カップルの恋は短命に終わってしまうのだろうか。
母さんはどうなってしまうのか。
あの息子は?
もう来週は最終回だそうだ。

ドラマは老いと死についてのテーマも含んでいるようだ。
ますます欲張りだな~~~

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「嫌われ松子の一生」

2007年06月09日 | ★愛!の映画
狂乱のジェットコースタームービー。
テンポよく乙女チックながら悲惨。

晴れときどき土砂降り。雷、突風あり。
ひとりの運(男)の悪い女の一生をポップに描く。

松子の思考回路かなりぶれてますが。

ミュージカルのように音楽が多用され
CGが散りばめられた映像はドロップのように鮮やかである。

「ぼくのバラ色の人生」、
「ヘドウィグ・アンド・アングリー・インチ」や
「アメリ」にも共通するところがある。
インド映画のテンションにも!

どなたかがおっしゃった
人生は喜劇であるとは至言か。

松子は極端だけど、
愛を求めて
性で人生踏み外す人間ってかなり存在するように思う。

巡り巡って最後にたどり着くのが(着きたかった場所?)
生家(原点)であるところが悲しく、身も蓋も無い。

中谷美紀はしっとりした役も似合うけど
コメディエンヌ的な役もこなせる貴重な女優さんだ。

多彩なキャストが楽しい。
チンピラ役の武田真治がよかったな。
「今風にドスが効いた」ト●コ風呂のマネージャー役は
スカパラの谷中さんなんですねっ!

「下妻物語」もいってみよう!!

中島哲也監督
原作山田宗樹
脚本 中島哲也
音楽 ガブリエル・ロベルト 渋谷毅
撮影 阿藤正一

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渡辺えり子の「すべらない話」

2007年06月06日 | ★TV番組
トーク番組で
すべらない話」を聞かせてくれるのは渡辺えり子さんだ。
渡辺さんが出ると知って録画した
「スタジオパーク」も期待通りだった。

一泊二日の人間ドッグに入ったとき、
一日100本?吸うヘビースモーカ~である渡辺さんのイライラが爆発。
「私はニコチン中毒なんだから煙草を吸わせろ!」と大暴れしたそうだ。

病院側が
「これはたいへんなことだ」と、事の重大性を認識し
禁煙外来を始めたきっかけになったくらい
凄まじい暴れようだったようで、
「ある女優が・・」と
医療関係の会報にも載ってしまったとか。

その後がまた可笑しい。
敷地内全面禁煙に耐え切れず、
病院着のまま病院の近所に住む浅丘ルリ子さんの家に行って
吸わせてもらったそうだ。
それも20本立て続け。

そんなジャンキーなえり子さんが、
女優の命である「喉」のために
一念発起して禁煙、断煙を実行中だそうである。
やめてみて
タバコのことばかり考えていた自分から自由になれたそうです。

今放映中の土曜ドラマ
「こんにちは、母さん」はぜひ見て欲しいと、
俳優も年だけど演出家も負けずに年寄りだからって・・・これも爆笑。

昔の映画を見ていると
煙草を吸うシーンがすごく多い。
今じゃ考えられないくらい、
いつでも何処でも誰でもスパスパスパスパやっている。

映画の中だけじゃなく、
大気中にニコチンが蔓延していたのではないか。

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「こんにちは、母さん」

2007年06月05日 | ★TV番組
録画してあったNHK土曜ドラマを見た。
「こんにちは、母さん」
題名がいいですね。

大会社のリストラ担当になった息子(平田満)は
仕事に疲れ果てている。

2年ぶりに下町の家に帰ってみると
ひとり暮らしの母親(加藤治子)はボランティアに励み、
なんだか生き生きしている。
カルチャースクールの講師(児玉清)と
ラブラブ(死語か)みたいだ。

息子は面白くないわけだ~~

親子を中心にした人間模様を、
泣き笑いを交え
考えさせつつも暖かいタッチで細やかに描くドラマ。
といったらいいのだろうか。

ボランティア仲間の渡辺えり子、
いしだあゆみにも色々と悩みがある。
息子の同僚(段田保則)はリストラ勧告され、
家に上がりこんでくる。
隣では中国から来た留学生が、
甲高い声で日本語の練習をしている。

登場人物がめくるめくように交錯し、
それぞれの音色で音楽を奏でている。

人生いろいろである。

すこし欲張りな気もするくらい盛りだくさん。

物干し台のセットなどは、
まるで舞台劇のようだなあと思ったらこれ舞台劇だったのですね

長いセリフを一気にこなす出演者は
一部を除いてみな舞台経験者ばかり。
テンションは異常なほどに高い。
熟年の恋も絡んで、意欲的なドラマだった。

どうでもいいけどいしだあゆみはいつからあんなに声が低くなったのだろう?

まさに狂騒曲といったカンジの
第二回であったが、様々な音色をコンダクターがどう料理して
まとめていくのかこれからが見ものである。


久しぶりにドラマで拝見した
大学教授役の児玉清がピカリと光っていたので
本屋に行き、「寝ても覚めても本の虫」を買ってしまった!

永井愛脚本:岡崎栄演出

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