**
※- 中高生90万人「インターネット依存」 2018年09月01日
5年で2倍近くに
9月01日、NHK website -: インターネットの利用をやめられない、いわゆる「インターネット依存」が疑われる中学生と高校生が、全国で90万人を超えるという推計を厚生労働省の研究班が公表しました。
5年間で倍近くに増え、研究班は「問題が深刻化していて、早急に対策に取り組むべきだ」としています。
厚生労働省の研究班は昨年度、全国の中学生と高校生を対象に、学校を通じてアンケート調査を行い、6万人余りから回答を得ました。
インターネット依存に明確な定義はありませんが、研究班は「ネットの使用時間を減らそうとしてもできないことがたびたびあるか」や「ネットのために大切な人間関係を台なしにしたり危うくしたりすることがあったか」など8つの質問を行い、5つ以上当てはまるかどうかを判定しました。
その結果、いわゆる「ネット依存」が疑われるのは、中学生では男子が=11%、女子が=14%、高校生では男子が=13%、女子が=19%に上りました。
平成24年度に行われた前回の調査と比べると、割合は5年間でいずれも2倍前後に増加しています。
ネット依存が疑われる中高生は、前回の調査で50万人余りと推計されましたが、今回の調査では93万人に上るとされました。
研究班のメンバーで、国立病院機構久里浜医療センターの樋口進院長は「わずかな期間で問題が深刻化していることに驚いている。早急に対策に取り組む必要がある」と話しています。
< 背景にスマホの普及 >
厚生労働省の研究班は、インターネット依存が疑われる中高生が増えている背景には、スマートフォンの普及があるとしています。
内閣府が昨年度行った調査によりますと、中学生の=58%、高校生の=96%がスマートフォンを利用しています。
1日の平均利用時間は中学生で=2時間7分、高校生で=2時間57分となっていて、高校生の4人に1人は=4時間以上利用しているということです。
利用はSNSや動画・音楽の視聴、それにゲームが主な内容となっています
*-*
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます