精神に食わせるものが無くなった。エンジンが空焚きを始めた。しょうがないからガブリエルの「なぜ世界は存在しないのか」を取り上げる。
おびただしい数の定義、前提、命題を随意にポケットから次から次へと取り出して、第二命題、第三命題を繰り出す。かってのスコラ学者が劣化したかのような論文を読む心地がする。翻訳で読む。
とにかく21世紀の『新実在論者』たちはマスコミ受け、一般受けのするキャッチコピーをつけるのがうまい。というよりかは、意図的につけるようだ。いわく、前祖先的、ハイパーカオス、なぜ世界は存在しないか、など。