7月3日、我が家を午前6時に出て品川駅発7時40分の新幹線に乗った。
米原下車なので乗り換えなしの「ひかり」にした。
東京は雨、しかも強い雨脚で傘をさしての観光かと思うと少し憂鬱だった。
だが車窓を叩いていた雨が静岡辺りでやみ、名古屋を過ぎた頃はこれから向かう右手前方の山並みに陽が差していた。
9時45分米原着。北陸本線L特急しらさぎ3号に乗り換え11時に福井駅に着いた。
福井は快晴だった。
荷物を駅のコインロッカーに入れ、身軽になってえちぜん鉄道に乗ること20分、「永平寺口」で下車。
さらに京福バスで15分、「永平寺門前」に着いた。
両側に土産物店や越前そばの店が並ぶ緩やかな坂を数分上り、道元禅師開祖の曹洞宗大本山「永平寺」に到着。
ちょうどお昼時だったが、お腹は空いてないし後のスケジュールがあるので迷わず見学へ。
勝手なもので、晴れたら晴れたで「ピーカンだと深山幽谷の永平寺のイメージが半減。撮影しても雰囲気がイマイチだなぁ…」と思ってしまう。
後で乗ったタクシーの運転手さんはカメラが趣味で、同様のことを云っていた。
「そうなんです。永平寺はやっぱり冬ですよ。水墨画の世界というか幽玄の世界というか。それに凍てつくような季節だと厳しい修行僧の生活もちょっとは体感できた気になりますしね。」






山の斜面に大小70余りの建物が配置され、館内も屋外も階段が多かった。そしてそのどれもが美しかった。
禅の精神は食事や入浴などの日常生活すべてに展開され、廻廊掃除などの作務は言わば「動の座禅」だそうである。


僧堂。上がりがまちのような細長いスペースに、修行僧がずらりと並んで座禅を組んでいる動画を見たことがある。

中雀門

山門とその両サイドにあった四天王。1体は鬼を踏みつけていた。

見学を終え、後で大失敗したことに気づいた。
永平寺が各媒体で紹介される時、必ずトップに出るのが唐門である。皇室の勅使が上山した時のみ開けられるので「勅使門」とも呼ばれている。パンフレットの表紙もそれだった。
そこを撮影していなかったのである!
館内見学の前に見たのだが正午の日差しで明るすぎ、帰りなら少しは翳っているだろうなどと生意気なことを思ったのが間違いだった。
それをすっかり忘れて永平寺を後にしてしまったのだ。
見たのだからいいと自分を納得させるが、やはり残念である。帰りのバスの時間が迫っていたこともあるがなんという失態!
「ぜひ冬にもう一度いらしてください。」
件の運転手さんの言葉が社交辞令に聞こえなかった。




山門とその両サイドにあった四天王。1体は鬼を踏みつけていた。


見学を終え、後で大失敗したことに気づいた。
永平寺が各媒体で紹介される時、必ずトップに出るのが唐門である。皇室の勅使が上山した時のみ開けられるので「勅使門」とも呼ばれている。パンフレットの表紙もそれだった。
そこを撮影していなかったのである!
館内見学の前に見たのだが正午の日差しで明るすぎ、帰りなら少しは翳っているだろうなどと生意気なことを思ったのが間違いだった。
それをすっかり忘れて永平寺を後にしてしまったのだ。
見たのだからいいと自分を納得させるが、やはり残念である。帰りのバスの時間が迫っていたこともあるがなんという失態!
「ぜひ冬にもう一度いらしてください。」
件の運転手さんの言葉が社交辞令に聞こえなかった。
一人旅いいですねぇ。
また行かなきゃ!
私も金比羅歌舞伎を見に行って、美術館に行きそびれた後悔が残っているんですよ。
再度訪れてみるのもいいかもしれませんよ。
動けるうちにどんどん行動ですね。
よかった、旅のご報告待っていましたよ(*^-^*)
あぶさんも同じようなことを書いていましたね。
どういうことかよくわからない…。
>よかった、旅のご報告待っていましたよ(*^-^*)
はや1ヶ月経っていてお恥ずかしいです。