先日オーストラリア在住のMさんが短い帰国をした。
2011年夏に木曽路を旅(興味ある方はカテゴリ「旅」からご覧あれ)したメンバーのmさんとZさん宅に集い、Z妹さんも交えて女5人でのおしゃべりを楽しんだ。
その前日に見たmさん撮影のMさんの写真にショルダーバッグが見切れていて、これは絶対彼女の手作りに違いないと思った。
当日持ってきていたので尋ねるとやっぱりそうだった。
全体が写ってなくて残念だが、デザインもMさんのオリジナルでとても素敵だった。
ステッチも綺麗で「我が家のミシンは厚物縫いが苦手だから」と言うと「ウォーキングフット使ってる?」と言われた。
ウォーキングフット? 何それ? 知らない…。
Mさんがスマホでネット検索した動画を見せながら機能を説明してくれた。
フムフム便利。これまで私はそれを腕力で強引にやっていた。
長年ミシンを使っていて知らなかったとはなんたる不覚!
購入して30年、1986年式の古い機種なので付属品はもうないかもしれないと思いながらメーカーのJ社にメールで問い合わせてみると「あります。」という返信が来た。
そして「ウォーキングフット押さえは専用品となり、当社では上送り押さえとさせて頂いております。」とあった。
マズい! ウォーキングフットは競合B社のネーミング。J社は違ってた!
自動糸通しが壊れてルーペを覗いての糸通し。
カバーのストッパーが壊れてガムテープで貼り付け。
運針音がうるさくなった。
等々あちこち不具合が生じているのを騙し騙し使っているが、ミシンを買い換えた場合他の機種にも使えるか尋ねると、それはできないという。
送料、振込料含めても安価なので購入してみよう。


代金を振り込んだ翌々日に届き、早速試し縫いをしてみた。
デニム地を3枚重ね、同じ厚みなら比較的スムーズなので途中で1枚重ねたが、すんなり運針していった。
先端がスキー板のようになっているのが布押さえ、その上の白いプラスチック部分がウォーキングフットである。
キャタピラーの如く前進し、結果布を向こう側に送る。まさにウォーキングフットのネーミングにふさわしい動きである。
ミシン本体には下糸側に布送りがあるが、厚物を送るには負担が大きくてうまくいかない。
そんな時は右手で手前の布を押すようにして、左手で向こう側を持って心持ち引っ張りながらゆっくり縫っていたのだ。
これからは厚物だけでなくジャージやビニールクロスも縫いやすくなる。
なるべく早く本番で使うことにしよう。
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