プレバト俳句の春光戦予選が2月18日、25日の2週にわたって放送された。
翌週決勝戦だろうか? 早すぎやしないか? と思っていたら、果たして通常の査定に戻り、決勝戦は明日3月25日に放送される。
春光の頃や良し。
間隔が空いたことだし、せっかくだから予選の模様も記しておこう。
20名が4ブロックに分かれ、各ブロックの1位と、2位4名の中から3名が決勝戦に進むことになった。
兼題は、A・Bブロックが「ウニの軍艦巻き」、C・Dブロックが「きのこの山とたけのこの里」だった。
Aブロック1位 藤本敏史(名人10段)
流星群 いくつか海に 堕ちて海胆
Bブロック1位 皆藤愛子(特待生2級)
休業と手書き 格子戸に春塵
Cブロック1位 東国原英夫(名人10段)
買い食いを 叱られて来し 末黒野(すぐろの)よ
Dブロック1位 向井慧(特待生5級)
花疲れ 臓腑に溶ける チョコレート
各ブロックの2位から選ばれたのは以下の3名だった。
Aブロック2位 村上健志(名人10段)
海苔篊(ひび)の 等間隔に 暮れかかる
Bブロック2位 中田喜子(名人5段)
艶めきて 海胆握る指 和(な)ぎのごと
Cブロック2位 松岡充(特待生1級)
朧夜や 一人キャンプの ホットチョコ
金秋戦で1~3位だった千原ジュニア3段、横尾渉6段、梅沢富美男永世名人の3名が(前回の冬麗戦勝者でなかったのは、変則的なノミネートだったからか?)シードで迎え討ち、計10名で決勝戦が実施される。
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俳句関連の番組を見逃さないよう、キーワード入力「俳句」で録画予約している。
すると、Eテレの子ども向けの俳句番組が録画されたり、長時間のワイドショーが録画され、心当たりがなく早送りで確認すると、数分の俳句コーナーがあったりする。
そんな中、2月28日放送の「第22回NHK全国俳句大会」が録画されていて、ホッと胸を撫でおろした。
投稿数4万144句(自由題3万364句、題詠「生」9780句)を俳人13名が選者となって特選句が選ばれ、その中から大会大賞3句が選ばれた。
印象に残った句を1句だけ。
銀漢や 未来は生まぬ 砂時計 (大賞句)
どの句も「さすがだなぁ」と感心するばかり。
相変わらず鑑賞者でしかない。