
先々週、地元で高校の同窓会があった。
その一ヶ月ほど前に幹事さんから電話があった。
一昨年校章と校歌を染め抜いた手ぬぐいを作ったが、それがまだ残っていて今回販売したい。ついては合切袋(信玄袋)に加工しても売りたい。それを作って欲しいということだった。
「それで何枚?」「10枚づつ20枚送るけど、期日までにできた分で構わない。」
一ヶ月で20点… ちょっと迷ったが、母校同窓会の為にひと肌脱ぐことにして取り敢えず送ってもらうことにした。
時々「できた分で構わない。」という言葉が脳裏を掠め、つい甘えそうになるのをダメダメと振り切り、何とか期日前に20点作ることができた。
マチ、中袋、コードを各色取り揃え、マイ・タグもしっかり縫い付けた。
しかし、納品には間に合ったものの売れなくては困る。
後日、「お一人一点限定にして、またたく間に完売しましたよ。」という嬉しい報告があり、ようやく安心した。