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言の葉

2008.11.28 開設
2022.07.01 移設
sonnet wrote.

歳時記アプリをインストールする

2020年05月14日 | 俳句


前からずっとどうしようかと迷っていた「俳句歳時記」のアプリをスマホにインストールし、iPadと同期した。
初めての有料アプリである。

ずいぶん昔に買った歳時記を1冊持っている。
たしか神田の古書店で、美本とはいえない物を安価で買ったと記憶している。
吟行にはコンパクトなサイズがいいと思い、文庫本と同じA6判にした。
(アハハ…携行したことなど一度もない)
その分ぶ厚く、何より活字が小さい。
当時は全然平気だったが、今は老眼鏡でページを繰っている。
活字が大きくなる。常時携帯できる。その2つの利点で購入した。
画像は本との比較でiPadの画面を拡大して撮影したが、ここまで大きくしなくても大丈夫。

作句して背景に画像を取り込み、フォトアルバムに保存することができる。

          休園の薔薇絢爛にしてしじま

近所の都立植物園は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため5月31日まで休園。
それも延長されるかもしれない。
広大なバラ園があり、今まさに咲き競っていることだろう。
毎年多くの来園者が訪れているが、今年は誰にも観られることなく散っていく…。


眼に映るものみな俳句

2019年10月10日 | 俳句

TBSの番組「プレバト 」を毎回楽しみに観ている。
水彩画や絵手紙、消しゴムはんこなども面白いが、とりわけ俳句コーナーが好きである。
何と言っても夏井いつき先生の添削と解説がわかりやすい。
添削をしっかりしながらも、バラエティー番組をわかっていて決して堅苦しくなく、MCの浜田さんや受講生のお笑い芸人さんたちとのやり取りも心得て笑いを取る。
毒舌担当(?)の梅沢さんの発言に時々閉口しながら見ることもあるが、夏井先生はそれもズバッと切り返して痛快である。

番組スタート時から観ていたが、査定を特待生制度にしてから出演者がメキメキ上達していくのが素人目にもわかる。
時折り「お~っ」と唸るような名句もある。
作風にも好みがあり、自分としては東国原さん、フルポン村上さん、そして時々ノンスタの石田さんもいい句を詠む。

2017年から年4回、特待生・名人だけのタイトル戦が設けられた。
春は「俳桜戦」('19年から「春光戦」に変更?)、夏は「炎帝戦」、秋は「金秋戦」、冬は「冬麗戦」である。
また、俳句甲子園の会場に乗り込み、優勝校の高校生との対外試合も一昨年から行なっている。

時節柄もあるが、これまでの記憶の中で最も好きな俳句。


      鰯雲仰臥の子規の無重力   東国原英男

2017年の俳句甲子園対外試合で、「子規と野球」の兼題で詠まれたもの。
たった17音なのに、聞いた瞬間込み上げるものがあった。

さらに時節柄に限れば、最近特待生になった光浦さんの俳句にも感心した。


      無花果や苛めたきほど手に懐き   光浦靖子


これまで何度か俳句のマイブームがあり、入門書や句集を読んではメモ程度に作句し、いつの間にか冷めるというのを繰り返していた。
鑑賞より作句! とは思うのだが…。
入門書には「俳句雑誌を購読し、会員になって投句を続けることが大切」とある。
しかし「俳句雑誌を選ぶ=主宰者を選ぶ=選者を選ぶ=師を選ぶ」ということで、これがなかなか決め難い。
まずは地元のカルチャーセンターの「俳句講座」がいいかもしれない。
と、これも迷っているうち1~2年が過ぎそうである。


高浜虚子はこんな句を詠んでいる。
秋風や眼中のもの皆俳句   高浜虚子
ごもっとも!

今日は木曜日。プレバト特番「金秋戦予選・本選」がある。
まだまだ観賞する側にいる。


新元号発表 「令和」

2019年04月01日 | 俳句


新元号は「令和」に決定した。
出典は万葉集の一節

初春(しょしゅん)の月(れいげつ)にして 気淑(きよ)く風(かぜやわら)ぎ 
梅(うめ)は鏡前(きょうぜん)の粉(こ)を披(ひら)き
蘭(らん)は珮後(はいご)の香(こう)を薫(かお)らす

だそうである。
なんとも優美で風雅ではないか。「れいわ」という言葉の響きもいい。

photo by kimiyone-chan
この記事に「時こそ今」の桜の画像を併せたいと思ったが、今年はまだお花見をしていない。
近所の桜は見たが写真に撮っていない。
どうしようかと思っていたところに、郷里の友人(リンク集「ねーちゃんのひとり言」ブログ主)がLINEに実家のそばの神社と母校の小学校の桜を送ってくれた。
このところ気の塞いでいる私にふるさとの桜の画像を送ってくれるさりげなさに感激。
ご本人に画像使用の許可を得た。

     桜満つ昭和は遠くなりにけり

言うまでもなく 降る雪や明治は遠くなりにけり  中村草田男 
のベースがあっての句

故郷の宮水神社は4月3日、春祭りである。

母の日

2018年05月13日 | 俳句


数日前に息子からカーネーションが送られてきた。
花はまだ少しだが蕾がたくさんついている。

私たちから義母へは帽子にした。
お正月に会った時、義母はニット帽をかぶっていた。
若い時から身だしなみやおしゃれには殊の外気を遣っていたが、今はもう白髪を染めることもしなくなっている。
しかしながら白髪を見せるのは嫌らしく、終始帽子で覆っていた。
ニット帽はさすがにもうかぶっていないだろう。
室内用のつば無し薄手の帽子を探し、それにした。
私の母には何にしようか考えたがなかなか思いつかず、そうだ! あれを自分用と2つ買おう! と決めた。

最近歳時記をたびたびめくることがあり、小さな活字にルーペを使っている。
常時首に掛けていると便利だと思い、Amazonでスライド式ルーペになっているペンダントネックレスを見つけ、しかし最後の決断がつかないままブックマークしていた。
それにしようと決めて2つ購入した。


歳時記の「母の日」にあった例句
母の日や大方の母けふも疲れ   及川 貞
共感する。

自分でも一句と朝からあれこれひねっているが、これぞ!というのができない

母の日や我にも買いぬ拡大鏡

拙句! 駄句! 才能なし


立夏

2018年05月05日 | 俳句


端午の節句、そして今年は今日が立夏だそうだ。

早起きしたので散歩に行った。
何年か前に鯉のぼりを上げている農家があったので、今年もあったら撮影したい。
記憶の場所に行く前に、畑の真ん中ににポールを立てた鯉のぼりがあったのでそれにした。
なかなか風が吹かず、ようやく吹いてもそよ風程度。写真の角度が精一杯だった。

     五千歩の課したる散歩五月鯉

帰宅してスマホのアプリを覗いたら3,800歩だったfootmark2

我が家は息子一人。何歳くらいまで端午の節句のお祝いをしていただろう?
LINEで鯉のぼりの画像を送ることにしよう。
ついでに先日息子宅に行った時のチョコもアップ。