手打ち蕎麦をする私の徒然日記

2003年1月に手打ち蕎麦に初挑戦。手打ち蕎麦の事ばかりでなく、日常インパクトのあった事柄を思ったまま綴ったブログです。

安易な世襲議員の誕生に歯止めをかけよう

2009-06-20 17:02:56 | 社会
選挙が近づいている最近、世襲議員の立候補に関わる問題がクローズアップされている。当初、自民党と民主党はともに、今度の選挙からは親と同じ選挙区からの立候補を禁ずる、との規制を設けることにしていたが、ここにきて自民党は、この規制を次々回からにする、と変更し、今回の選挙に限って、この規制を外したのだ。報道によると、小泉純一郎元首相の息子が同じ選挙区から立候補する件、などを考慮にいれた結果によるものらしい。これって、実に自民党のご都合主義そのものだ。そこには、今回選挙では、小泉純一郎元首相の息子さんを何が何でも必ず当選させねば、という思惑が目に見えている。小泉純一郎元首相の息子が、父親と同じ地元の選挙区から立候補するのだから、必ず当選するはず!!と読んでのことだ。言わば、既に、息子さんは当選間違いなしで、一件落着としているのだ。--実に選挙民、有権者をバカにした話と言わざるを得ない。
先に、小泉純一郎元首相は、昨年9月に国会議員の引退を表明した時分に、聴衆を前にした演説の際、「ちょっと申しにくいんですけど・・」と前置きした後、次男の進次郎氏を後継者として紹介、「親ばかぶりをご容赦いただき、ご厚情をたまわりたい」と発言しているが、実にあきれた話だ。
かつて、「自民党をぶっ壊せ」と叫んだこともある小泉純一郎元首相。その彼が最近問題になっている、国会議員の世襲に関して発言する、としたら、「世襲をぶっ壊せ!」っていう発言が、最もお似合なハズ!。
小泉純一郎元首相は、何故、息子に議員を継がせたかったのか?国会議員ほどおいしい、楽な商売は無い、なんて思っているのかも知れない。先祖から営々と気づいてきた特権を簡単に手放すわけにはいかない、と言わんばかり、といったところなのかも知れない。
世の中には、日本の政治を良くする、という初志を貫くため、若い頃からいろんな苦労や努力を重ねた末に立候補し、何度も苦杯を味わっている候補者も数多くいるはず。そして、当選のチャンスが到来したと思われる瞬間に、たまたま、同じ選挙区に、突然出現した世襲議員に、簡単に当選をさらわれた、なんていう不運な候補者もおられるであろう。こういう事態は、実に日本にとって、不幸なことである。
選挙では、親の七光りなんかに惑わされることなく、議員を選択する厳しい目が問われている。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。