min-minの読書メモ

冒険小説を主体に読書してますがその他ジャンルでも読んだ本を紹介します。最近、気に入った映画やDVDの感想も載せてます。

池内 恵著『イスラーム国の衝撃』

2015-02-10 14:06:33 | ノンフィクション
池内 恵著『イスラーム国の衝撃』 2015.1.20 文春新書 第一刷 780円+tax

おススメ度:★★★★★

「イスラム国」と称するイスラム過激組織による湯川春菜氏及び後藤健二氏とみられる日本人2名が斬首で有名になったあの動画がネット上に流された同じ日に本書が発行されたという何とも奇妙なタイミングがあった。
「イスラム国」(略称ISISもしくわISIL)という名前が報道され始めたのはわずか1年前くらいでその存在を知る日本人はまだ少なかったと思われる。
僕がISILという名前を始めて知ったのは本ブログでも書評した渡辺裕之著『新・傭兵代理店 悪魔の大陸』であった。
本作品の中で渡辺氏は既にISILという表記をされていた。

ところで著者の池内恵氏は東大の新進気鋭の学者さんで、恐らくこの分野では最も的確に状況を捕えておるものと考える。
私ごときが本書の書評をするつもりはないので本書で述べられる目次だけでも載せておきたい。是非実際に手に取られて読まれる事をお勧めします。

1.イスラーム国の衝撃
2.イスラーム国の来歴
3.甦るイラクのアル=カーイダ
4.「アラブの春」で開かれた戦線
5.イラクとシリアに現れた聖域
6.ジハード戦士の結集
7.思想とシンボル
8.中東秩序の行方
以上

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