和田 竜著『のぼうの城』 小学館 2007.12.3第1刷1,500円+tax
オススメ度★★★☆☆
この本を札幌図書館に予約したのが昨年8月の下旬であった。あれから約7ヶ月半ぶりにやっと自分の番になり読むことが出来た。これほど長きに渡り待たねばならないほど本編は世間で人気があるらしい。
一読してみて確かに時代小説としては風変わりというか、ある種斬新な嗜好で書かれていると思われるし、読んでいて楽しい作品である。
天下人、秀吉の懐刀である石田三成率いる2万強の軍勢を向うに回し、その10分の一にも満たない軍勢で忍城を守る坂東武者の戦いの様は胸のすく一面がある。
この忍城が実在の城であったとは意外であるが、城代の“のぼう様”こと成田長親を初め登場する家臣の尋常ならざるキャラを見せ付けられると、一体どこまで史実に忠実に描かれているのであろうか、いやいや、こんなキャラが揃いも揃っていた訳が無いと、途中で突っ込みを入れながら読んだものだ。
のぼう様が本当のところバカなのか利口なのか自分には最後の最後まで判断がつかなかった・・・・
これほどまでに平成の今にヒットした要因とは一体何であろうか?と最後までそんなことを考えながら読み終えた。
オススメ度★★★☆☆
この本を札幌図書館に予約したのが昨年8月の下旬であった。あれから約7ヶ月半ぶりにやっと自分の番になり読むことが出来た。これほど長きに渡り待たねばならないほど本編は世間で人気があるらしい。
一読してみて確かに時代小説としては風変わりというか、ある種斬新な嗜好で書かれていると思われるし、読んでいて楽しい作品である。
天下人、秀吉の懐刀である石田三成率いる2万強の軍勢を向うに回し、その10分の一にも満たない軍勢で忍城を守る坂東武者の戦いの様は胸のすく一面がある。
この忍城が実在の城であったとは意外であるが、城代の“のぼう様”こと成田長親を初め登場する家臣の尋常ならざるキャラを見せ付けられると、一体どこまで史実に忠実に描かれているのであろうか、いやいや、こんなキャラが揃いも揃っていた訳が無いと、途中で突っ込みを入れながら読んだものだ。
のぼう様が本当のところバカなのか利口なのか自分には最後の最後まで判断がつかなかった・・・・
これほどまでに平成の今にヒットした要因とは一体何であろうか?と最後までそんなことを考えながら読み終えた。